ファームノートサミットレポート② 今をときめく起業家達が学生達に伝えたいこと

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ファームノートサミットレポート② 今をときめく起業家達が学生達に伝えたいこと

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今回は、ファームノートサミットの当日の、パネルディスカッション「経営におけるブランディングへの挑戦」の裏番組として行われた
学生セッションの様子について紹介します。

学生セッション開催の経緯

今回のファームノートサミットで、実はファームノートから学生に向けて交通費の補助がありました。
それを利用し、主に札幌から学生たちが25名ほどのグループとしてファームノートサミットに参加しました。
学生写真参加した学生たちの写真

北海道ビジコレという学生団体が以前ファームノートの小林社長をお招きしたイベントを開催、また昨年のファームノートサミットにも学生が数名参加していたこともあり、今回の多くの学生の参加につながりました。

そして、特別に今回はファームノートのご好意によって、ファームノートサミットに登壇されたベンチャー企業の経営者の皆様による、学生のみに向けたパネルディスカッションが開催されました。事前に学生が投稿した質問に対し、各々の経営者の方々が質問に答えていくという形でのパネルディスカッションでした。気になる内容は以下!

イントロダクション

まずは、各経営者の方々の紹介、ファシリテーターの山澤様(以下、敬省略)による今回の学生セッションの説明から。

FNS6

テラスマイル株式会社代表取締役社長 生駒 祐一様(以下、敬省略)

(写真右端)宮崎県で起業。毎月の経営数値が農家では可視化されていない問題と捉え、スマホで簡単に経営数値を確認できるサービスを運営。もともとコンサルタントとして農家の方々と関わる。今回、ファームノートの小林社長から熱烈なオファーを受け、宮崎から参加。

ライフスタイルアクセント株式会社代表取締役社長 山田敏夫様(以下、敬省略)

(写真中央右)ファクトリーブランド専門ECサイトのファクトリエを運営。有名ブランドなどの衣類を仕立てている日本の良質な工場で作られた製品を、中間業者を排除した形で販売することで、工場も消費者も利益を得られるというビジネスモデルを築いている。

株式会社ソラコム代表取締役社長 玉川憲様(以下、敬省略)

(写真中央左)月300円から始められるIoTデバイス向けのSIMカード、SORACOM Airを販売する。MVNO参入のために必須となっていたハードウェアと同様の機能をAWSのクラウド上にソフトとして実装。結果として費用を抑えることができ、ユーザーは少ないデータ通信量でも多額の利用費を払う必要がなくなり、IoT端末をより積極的に利用できるようになる。

株式会社ファームノート代表取締役社長 小林晋也様(以下、敬省略)

(写真左端)クラウド牛群管理システムのファームノートを運営、販売。また今回のファームノートサミットで、牛の最適管理をクラウドと人工知能で実現するウェアラブルデバイス「Farmnote Color」と「Farmnote Gateway」を発表。これらのサービスを通じて農業の効率を向上させる。

FNS4今回参加の学生達

今回のセッションは、ファームノートサミット2015 Winterのテーマが「挑戦」であるということから、学生からベンチャー企業経営者の方々に、これまでの挑戦について率直な疑問を投げかけ学びを得るということを目的に開催とのこと。

早速学生の質問に移っていきます!

質問①北海道で起業するなら、何をしますか?何か優位性のある産業にやはり進出しますか?

FNS9さっそく一つ目の質問。質問者は先日のStartup Weekend 2015(こちらを参照)で優勝もしているツワモノの学生。将来は北海道で起業を考えており、この質問をしたとのこと。

東京に行け!自分の情熱を注げるものを探すべし。

小林:東京行け!(笑) 東京行って、戻ってこい!北海道でやっててもレベル感としては上がらないから!東京出て、成長してから戻ってきた方が良いよ。「これできるんじゃないの?」っていう事業をやるのはあまり良くない。それよりは、パッションを持って自分が取り組みたいことをやったほうが良い。

玉川:パッションがある人の方が絶対に良い。パッションだけで7億調達!とかだって、今ならありえない話ではない。

小林:(他のパネラーに向けて)パッションあればできるよね?

玉川:起業っていうのはあくまで手段で、形は後から付いてくるものかと。自分もアイディアがない時もあったし、そういう時に起業しても、きっと人はついてこなかったと思います。3年スパンくらいで自分の能力をこれまで高める意識で、目の前の仕事をいい感じに積み重ねていくということを続けてきた結果として今(起業している自分)があると思っている。そういう考え方でこそ、いい起業ができるのかなと思う。

山田:玉川さんがすごいところは、すごく華やかな経歴を持ちながらも、しっかり起業まで至っているところ。AWSとか、かっこいいじゃないですか。(笑) 私個人としても起業っていうのは手段でしかないと思ってます。結局は自分の内側からしかものは出てこなくて、やりたいことベースでそれを達成するために起業するのかなと。

例えば、北海道で起業だったら本来的な目的は、北海道を盛り上げたいとかで、そのためだったら正直なところ、起業である必要はないと思います。例えば札コレでもいいし、札コレなんてフジテレビで生放送やってたり、すごいじゃないですか!結局はやりたいことに対しての手段でしかない。じゃあ他のことと比べて何が違うのかって言ったら、やっぱり起業はすごくパワーが必要なんですね。自分の中でのやりたいことをやりきるための情熱が「沸点」に達していることが、必要だと思います。

沸点に達していることが大事。温度感は自分で上げられる

沸点を超えていないとやっても中途半端になってしまう。だけど、沸点を超えた時に一歩踏み出す勇気があれば、成功の確度が高まるんじゃないでしょうか。自分の情熱の温度感も、なかなか上がらないなあということがあると思う。でも、この沸点を自ら上げることは可能で、例えば沸点の高い人が多い企業に就職するとか、インターンをするとか、環境を変えること。こう言ったことをやってみると、自分のコアの部分の温度をあげることができる。実際に、今インターンを15人くらい雇っているけど、彼らの温度もどんどん上がってきているんじゃないかな。

生駒:温度に関してですが、私の場合は2007年まで普通の企業にいて、そこまで上がらなかったです。ですが、MBAをとった時に様々な人たちに出会えて、温度が上がっていったのかなと思います。俳句でまちづくりしている人がいるのを見て、それを宮古でやりたいなと思ったり。そのあたりからまちづくりしたいなと考えていて、模索していると農園の再生に取り組むチャンスが来たんですよね。たまたま、美味しいトマトができてそれをオイシックスと協力して売ってということができた。その頃から社内起業したいなと考えていたのですが、周囲から「それなら自分でやれば?」と言われて、起業フラグが立った!という感じ。そこからは150個くらいビジネスモデルを考えて、コンサルタントの方達にアイディアをボコボコにしてもらって、タリーズでコーヒー飲みながら、考え直して。そう言ったことを繰り返していたら、テラスマイルのサービスを思いついたんです。農家さんの売り上げが、月次でわかればそれはイノベーションじゃないか?!と考えて、それをサービスにしようと決めました。行動を起こして運をつかみに行っているのかなと思いますね。

質問②事業をやっていて、いろいろと投げ出したいと思った時、どうやって整理をして乗り越えてきましたか?

二つ目の質問は、こちらの学生から。

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小林:ちょっと質問の解説してくれる?

学生:現状、自分の中で、自分に対しての熱量が以前よりも足りていないと感じています。心の炎が消えかけた時にどうしたらいいのか、ということをお聞きしたいです。

死にはしない!というスタンスが大切

小林:ん〜、死にはしない!って思えると一歩進めるかもしれないね。彼(進行のファームノート山澤)なんて大企業やめて帯広引っ越してきたからね!

山澤:給料も下がったけど、飛び込みたいという思いが強かったですね。

玉川:僕がすごく落ち込んだことの例でいうと、IBM時代の話になります。以前、3年くらい休まずに取り組み続けていたプロジェクトがあったんですが、そのプロジェクトがとある朝にイキナリ解散になってしまいまして。(笑) その後、1週間くらい悩み続けました。「どうしてなんだ!」って。それで気づいたんですが、技術だけやっててもダメだったんです。みなさんご存知の通り、IBMのPC事業はLenovo売却されていました。でも、当時は末端にいる技術の人間として、全然気づけていなかった。

それで、そういう落ち込んだ時の対処法についてですね。実は私は生まれる前までは双子だったんですよ。双子として生まれるはずだった、でも自分だけが健康に生まれてくることになったんですね。そういう経緯もあって、生きてるだけですごくラッキーだなあと思うことはありますね。そう思えると何でも大した問題じゃないというか。こうやって自分が「生きてはいるんだ」という意識を持つことはいいのかもしれません。

他に、具体的なスキルとしては、お気に入りの曲10選からその時々のテンションに合わせて、元気を出すためにそれを聞いたりもしますね。加えて、たらふく食って、寝るとか、お酒を飲むとか(笑) 人それぞれあるとは思いますけど。自分の場合はトライアスロンをやっているのもあって、限界まで泳ぐとかもやりますね。最初はきついんですが、ある程度泳いでいるとスーッとしていきます。

悪いことと良いことは振り子の様にやってくる

小林:山田さんはどうですか?

山田:折れかけたこと、ありました!(笑) そしてその時は本当にどうしようもなかった。私の場合は沸点だけ超えていたんですが、他の部分が付いてきていなかった。資本金は50万しかなくて、世田谷で40枚シャツを作ったのに売れず!という感じで。

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気づいたら、ぼーっと立ち尽くして在庫を見ている自分がいるんですよね。どうしようもないから、トランクに入れて、業者に処分してもらうわけなのですが。すごく辛かったです。でも、こういった辛い時に一歩踏み出せるかというのは大事ですね。何もしないと、何も変わらないので。

こういった調子って、振り子みたいだと思うんですよ。すごく困ったらすごく良いこともあると思うことが大事。それでも本当に投げ出したいことって誰でもあると思うし、みんな通ってきた道。そういう時は焦らずとも回復するまでずっと寝ていれば良いんじゃないかなと思う。ただ、また熱量が増えてきて、沸点を超えた時に踏み出す勇気だけは忘れないでほしい。

生駒:私の場合は、25歳過ぎくらいから髪の毛が薄くなっていったんですね。リ○ップとか、青い缶のやつとかTVの宣伝の通りにトライしてみたんですが、どんどん髪が抜けていきました。そんな時、宮崎行く前に髪の毛を刈った時に人生が変わったと思います。実は、テラスマイルというサービス名も元々は「お坊さん」の「寺」からきているですよ。今では「データのテラですよね?!」なんてことも言われたりしますが(笑)振り子の理論もそうだと思います。大失恋の後に、トマト農家さんと出会って、そこで働いていたらすごくいい女性にめぐり合う事だってあるくらいですから(笑)今週悪い事あったら、来週はいい事あるんだなと思えるといいかもしれませんね。

質問③組織拡大して、チャンスもどんどん増えて行く時に、何に気をつけますか?

北海道大学で学生団体の代表を務める学生からの質問です。

小林:ちょっとまた解説してもらえる?

学生:新しいチャンスが巡ってきている時に、無理してチャンスを取りに行くのか、現状の組織でできることから始めていくのか?どうやって天秤にかけて意思決定をされていますか?

生駒:まさに弊社の課題になっていますね。現状チームとして11人社員6人の体制ですが、就業規則を作るなどについては慎重に取組んでいるところです。メンバーのモチベにも関わりますので。社内の基盤についてはしっかりを整えて、企業としてどうしていきたいのかをどんどん社内に発信をしていくべきだなあと感じます。そういったことを怠ると、意見のずれなどが生じて、社員を不幸にしてしまうのかなあと思う。ですが、皆さんどうされているのかは私も聞いてみたいです。

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目指すスピード感と、組織作りは連動する

山田:何をどういうスピード感で目指していくのかによってかなり変わってくると思います。起業するとなると、何が何でも普通に働くのに比べて、たくさんの仕事を量をこなすということはやらなければならない。でも、スピードを超ゆっくりに、好きなことだけやっていくみたいな起業もあってもいいと思う。その点、自分がどのような経営スタイルを目指すのかによって、力の入れどころは変わると思う。ただ共通して、組織作りについては「自分のNo.2」をどれだけ作れるかが大事になってくるんじゃないでしょうか。組織のことについて、社長の方が社員に比べて多く考えていると思います。社員は基本的に目の前のものに集中してしまう。その点で、社長と比べて視座が全然違う。そういう意味で、組織についても考えていけるような、先を目指す人という意味で「社長のNo.2」と言った人を何人も作っていかなければならない。社長が困っていても、No.2がいるとフォローしてくれたりする。質問に答えるということでは、自分が目指す組織のスピード感によってコントロールすべきなのかと思います。

玉川:個人的には、シリコンバレー的なスタイルでやっていて、資金調達をしてそれに対しての会社としてのバリューを出さなければならないので、ものすごいスピード感で進化していかないといけない環境にあります。そのために何が必要か。会社のカルチャーを浸透させ続けることかなと思います。そして、カルチャーを浸透させ続けるためには、採用の質を落とさないこと。これが必須だと思います。ソラコムのカルチャーとして言い続けていることの一つに「done is better than perfect」というのがあります。完璧じゃなくてもいいから、まずは作ってしまってそれを改善し続けるという感じ。こう言ったカルチャーをなくさないように意識しています。

企業の成長のためのカルチャー作り

会社の規模が、10人から20人くらいの時まではあまりカルチャーなどは問題にならないですね。でも、サイズが大きくなったり雑誌に載ったりすると「フォーブスに乗った会社に入りたい!」とかそういうミーハーなマインドで入ろうとしてくる人が出てきて、それは正直あまり良くない。そういうミーハーな気持ちが強くても、仕事しっかりできてレベルが高かったら採用としては問題ないんですが、やはりカルチャーを保つのが難しくなったりする。だから、ソラコムでは会社のカルチャーだけについての話し合いを2か月に1回くらいやったりしますね。

学生セッション

この点については、Amazonの時に失敗していて反省しています。Amazonの日本法人に2番目に入ったんですが、メンバーが100人くらいになった時に普通の会社になってきてしまっていた。そうなってくると、採用の際にも「この人、少し合ってないけど目をつぶって採用しよう」という風なマインドになっていく。そうなると、社内の人材の質がどんどん下がっていく。それはどうしても避けたいんです。だからソラコムでは、今いる社員の平均以上しか採用しないと決めています。正直、すごく難しいです。(笑) 社内に優秀な人が多くなれば多くなるほど、難しいです。面接していて、「こんなにいい人なのにとれないのか!」ということも多々ありますが、それが大事なんです。これを本気で維持していかないとカルチャーは保てない。エンジニアは割と技術力で判断が付けやすいんですが、カルチャーに合うかというのをしっかりと見極めるようにしています。

業界ごとに異なる戦略判断が必要

小林:Farmnoteはどんどんチャンスを掴んで、規模拡大していくタイプですね。もう、大きくすると一回決めたので、どんどんやっていきます。なので、質問への答えとしては、「どのレベルの成長を狙うかによる」それだけ。ただ、一つやってみてわかったことがあって。農業は進みが非常に遅い!! なぜかというと、業界のトレンドとしてややマイナス気味。それに加えて、農業はPDCAのサイクルが年に一回しか回せないんですよ。年に一回しか収穫できなくて、そのデータ取ったりも一度しかできない。当然なんですけど。だから、サイクルをどうやって早くするのかを考えないとビジネスとしては無理なんです。

でも放っておくと、どんどん事業成長速度は遅くなる。じゃあどうするかっていうと、どこかにチャンスがあるまでコツコツ続けるんですね。そのために必要なことは、コツコツやるための資金力、そして何よりも、耐え忍ぶことのできる組織を作り、どんどん権限を現場に渡すことです。農業産業界を、マイナス気味の業界として捉えるのではなくて、すでに基盤のあるチャンスの宝庫として捉える。そして地道にチャンスを狙っていくことが必要なんです。そういう組織を作って続けていけば、農業界であってもどんどんいけるんです。ウチくらいの長いことやっているところは他にはないので、競合が入ろうとしてきても追いつけないんですよ。こう言う土壌を築いて、革新的なことを生み出すために、そこそこではなくて、とことんやる。

もう一つ大事なことがあって、それは顧客は絶対に裏切らないということ。真に顧客のためにサービスを作るということを考えてやっている。そのためには、一緒にお酒飲んで、コミュニケーションをとるとか、そういうことも必要になることはありますよ。結果として、組織としては自分の視座に近い人を現場に増やして、顧客の要望を第一に考えられるようにする必要がありますね。

質問③皆さんの、働く目的は何ですか?

小林:起業家は働くとかって意識じゃないんじゃないかな?

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起業家は、働かない?

玉川:そうですね、働くって言う意識はあんまりないです。よく休日のために働くっていう話がありますが、僕の場合むしろ土日は家事とか子育てとかですごく忙しいですし。(笑) 私が起業している目的でいうと、そうですね、アメリカでは誰かが亡くなると葬式で「この人はどういう人だった」というのを語るシーンがあるんですが、そこで自分が死んだ時には「IoTを実現して、世界へのイノベーションを日本から出した人」っていう風に思われて死にたいっていうのがありますね。ただそれだけかもしれません。

小林:僕も実は少し似ていて、「死ぬ瞬間」というのをかなり意識してます。本田総一郎が現役から退く時に「まあまあだったな」って言ってるんですが、自分もそうやって「まあまあだった」って言ってしまうんじゃないかなと思ってる。たとえば、60歳までに1兆くらい売り上げ立ててたら自分の中で「まあまあだな」と思ってしまう。でも「まあまあ」っては絶対に思いたくないんですよ。自分が将来そうは思いたくないから、今やれることはやらないといけない。死ぬまでに「まあまあ」以上と思えるようにしたいという思いがすごく強いですね。

山田:私としては、人からの評価を気にするというよりも、ただ自分がやりたくてやっているという感じです。人の評価も大事なんですが、自分でやってみて「やってよかったな」と思えた方良いですよね。それで、自分でよかったなと思う時には、必ず社会性が含まれると思うんですよ、だから結局のところ自己満足だけにはならないと。今は、ビジネスもプライベートもあんまり分けてるという感覚があまりないですね。生きることや毎日を過ごすことが、仕事やビジネスと同質になるようなものをみつけられるといいのかもしれませんね。

生駒:まず言わせていただきたいのですが、「世の中で金でございます。」(会場どよめき)これ、農家さんとお話しする際に必ず言うことにしているんですが、言いたい内容は「生き残るために、どうしなければならないのかを把握すべき」ということなんですね。自分が生き残っていく土台がないと、心もなかなか整わないし、死ぬ時によかったとともあんまり思えないんじゃないでしょうかね。何か土台があった上で、自分のやりたいことに、命を燃やせして行動ができると非常に幸せだと思います。あとは、すべてのものに対して尊敬を持って接すると死ぬ時によかったと思えるんじゃないでしょうか。これ、本当に説法みたいになってますね。(笑)

玉川:ジョフ・ベゾスとAmazon時代に3回くらいに実際に会ってお話させていただいたんですが、彼が言うことの一つに「We are choosing」というのがあります。今僕たちがやっていること、置かれている環境はすべて、自分たちの選択、意識決定に基づいているという考え方なんですね。生まれた環境でもないし、才能でもなくて、何を自分が今まで選んできたのか。すべてはそれに基づいた結果でしかないということです。なので、ぜひみなさんにも自分で「選んで」行動した上で、死んだ時に満足できるようにして欲しいです。

小林:なんだか、死ぬ関連の話しが多くなってしまいましたね。(笑) お、そろそろ時間です。じゃあ最後、合掌で終わりましょうか。(笑) 南無〜。

南無FNS学生セッション

セッション内容は以上になります。
学生だけではなく、すべての働く人々、経営者の方に響く内容だったのではないでしょうか。引き続き、Farmnote Summit関連の記事にご注目ください!

http://kitagoe.jp/eventnews/farmnotesummit2015winter1/

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