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『アクサ日本法人執行役が語る、札幌におけるミッション。』に行ってきた! – 「『雪道の歩き方』というメルマガを社員に送りました」

世界最大級の保険・資産運用グループ『アクサ』日本法人執行役が語る、札幌におけるミッション。質疑応答
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2015年3月19日16時より、ICC(インタークロス・クリエイティブ・センター)で開催された『「ICCプロジェクトセミナー2015」開催!世界最大級の保険・資産運用グループ『アクサ』日本法人執行役が語る、札幌におけるミッション。』に行ってきました!

ICC| ICC News & Report| 今シーズン最後の注目セミナー!世界最大級の保険・資産運用グループ『アクサ』日本法人執行役が語る、札幌におけるミッション。

アクサ生命が札幌に本社。2本社制度

2014年11月に札幌住民を驚かすニュースが飛び込んできました。

アクサ生命保険は2014年11月、札幌市内に札幌本社を設立する。東京本社との2本社体制とし、東京から100人程度が異動、札幌は400人規模になる。人事や総務、資産運用など本社が備える各機能の一部を移管し、地震などの予期せぬ災害が起きたときに東京の本社機能を代替できるようにする。
アクサ生命が札幌本社 2本社体制、災害時に機能代替

札幌は「支店経済都市」とも言われ、大企業の「支店」はあるものの「本社」は少ないのが札幌です。アクサ生命の本社設立は驚きのニュースとなりました。

アクサ生命がどうして札幌に本社を設立したのか? アクサ生命保険株式会社執行役・札幌本社長小笠原隆裕さんがセミナーで語ります。

アクサ生命とは?

「アクサ生命って名前はたまに聞くけど何?」という方は多いと思います(私もそうでした…)ので、まずはセミナーで話があったアクサ生命の説明から!

アクサ生命は世界で従業員数16万人、事業展開59カ国、お客様数なんと1億300万人! フランス系の世界最大級の保険・資産運用グループという、いわゆる外資系企業なのですが、日本では社員は9,000名、事業所数600ヶ所、契約件数500万件あり、アクサグループ総売上の10%は日本が占めているようです。世界各地にアクサ生命がある中でも日本の売上10%というのはかなり高い割合を占めており、アクサ生命の中でも日本は重要視しているようです。

世界最大級の保険・資産運用グループ『アクサ』日本法人執行役が語る、札幌におけるミッション。

アクサ生命がどうして札幌本社を作ったの?

セミナーではアクサ生命がどうして札幌本社を設立したか?という話を中心に語られます。直接のきっかけは東日本大震災でした。

震災当時、アクサ生命は日本国内の東京にしかオペレーション拠点がありませんでした。しかし、東日本大震災時、東京にしかオペレーション拠点がないことのリスクを強く感じます。万が一、東京の拠点がダメになってしまったとしてもアクサ生命として、営業を続けるためには別の拠点が必要でした。

アクサ生命は保険会社でもあるので、みんなが困っているときこそ動いている必要があります。そのようにするためには会社としてリスクをできるだけ分散しなければいけません。リスクを最小化するためには重要業務の分散が不可欠と考えるようになりました。まず行ったことは全国約50都市のリストアップと分析です。

 

アクサ生命が札幌本社を設立した理由

各都市を分析した結果、アクサ生命は札幌本社の設立を決定します。どういう理由があったのでしょうか。

自然災害のリスクが他都市より少ない

札幌は他都市と比べて、地震が極端に少ない。雨や台風の影響もない。雪は降るが、雪で交通が麻痺することがあまりない。

200万規模の都市の魅力

例えばコールセンターは小さい都市で作っても、他のコールセンターが進出してくると、人の取り合いとなり人件費が上がって飽和状態になる。50万人規模の都市だと人材を供給できない。200万規模だとそういうことになりづらい。

札幌は北海道の一極集中があり、北海道の優秀な人材が札幌に集まる。さまざまな大学や専門学校もあり、優秀な人材も獲得しやすい。

関東以外が良い

関東に作ってしまうと、東京と同じようなリスクを抱えてしまう。そのため、関東以外にすることに。

行政の強い支援があった

一番本気で支援いただいたのが札幌の行政の方だった。

後の質疑応答ではさらに突っ込んだ話を聞きたい方が「200万都市は他にもあるが、他との決定的違いは?」という質問がありました。小笠原さんはこのように答えます。

「誤解を恐れずにいうと、日本はどこでもリスクはあると思っています。その中で、東京と同じリスクを抱えることが強いリスクになります。その点、札幌は東京と似ているリスクが少ないのです。札幌は200万人が凝縮しています。札幌の方はあまり外(道外)に出て行きません。優秀な人材がローカルに残ります。そのため優秀な人材が採用しやすいのではないかと思っています。その観点では札幌は大変魅力的です

3億円の広告効果があった札幌本社設立

アクサ生命ではお金をかけないでメディア露出した価値を、実際に広告に払ったと仮定した広告換算価値として出しているようです。なんと、札幌本社設立関連費が3億円! 札幌に本社を設立するということで、各種メディアに掲載され、3億円の広告効果があったようです。

世界最大級の保険・資産運用グループ『アクサ』日本法人執行役が語る、札幌におけるミッション。質疑応答

「『雪道の歩き方』というメルマガを社員に送りました」質疑応答

セミナー後はアクサ生命の小笠原隆裕さんと、ICCチーフコーディネーター、久保俊哉さんによる質疑応答が始まりました。大変盛り上がった質疑応答ですが、いくつか重要な点をピックアップして紹介します。

Q.「札幌本社を設立するときの反応は?」

A.「周りの会社は思い切ったことする会社があるなという反応でした。社外のお客様からは立派な判断をする会社だなという反応がありました。金融機関とか、行政が札幌本社設立について数社が話を聞きに来ました。それだけ注目度が高かったようです。社員に対しては事業継続の大事さは伝えていたので、すぐわかってもらえた。ただ、実際に社員が行く段階になると、”札幌は遠い”という抵抗はありました」

Q.「札幌本社設立には行政との強い連携があったという話を聞いていたが、どうでしょうか」

A.「補助金はありました。これは大事。その他にもソフト的なサポートが嬉しかった。大学を紹介してくれたりしました。東京にいた社員は正直、来るのが不安だったと思います。その不安を少しでも解消するように、『雪道の歩き方』というメルマガを社員に送りました(笑)」

Q.「雪についてはどうですか?」

A.「東京は雪が降ると、すぐ交通が麻痺する。東京は3センチ雪が降っただけで麻痺する。車に乗れない。東京の僕らにはそういうイメージがありました。ところが札幌の方は雪が降っても不思議とちゃんと出勤する(笑) それがすごいと思っています。あと、未だに疑問なのですが、市電の雪を竹ぼうきではくのがすごいですね(笑)」

最後に小笠原さんは札幌の魅力が詰まった答えで質疑応答とイベントを締めます。本記事を読んでいる札幌に会社がない企業の方!ぜひ札幌本社設立を検討してみてくださいね!

札幌はワークライフバランスがとても良い街と感じています。東京は出勤にかかる時間が30分だと近いと言われます。1時間ぐらいが平均ですね。札幌だと近くに住んでいる人が多い。おそらく30分ぐらいが平均ではないでしょうか。札幌という街はコンパクトにまとまっているのが特徴です。思った以上にギュッと凝縮しているのが良いと感じています

 

インタークロス・クリエイティブ・センター

札幌市白石区東札幌5条1丁目1-1

 

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