1500社が導入した自社製品、Proselfと受託について聞いてみた!

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1500社が導入した自社製品、Proselfと受託について聞いてみた!

前々回記事では会社訪問、前回記事では社員・制度福利厚生・社員旅行・AIや人工知能について聞きました。

本記事ではノースグリッドの事業の柱の一つ、プロダクツのProselfについて、菊池敏幸社長(以下、菊池)と、清水宣幸取締役(以下、清水)にインタビューを行いました!Proselfはどのような製品で、どこが評価されて売れているのでしょうか。そして後半では受託や請負についても聞いてみます。

撮影・構成・インタビュー : 赤沼俊幸 取材日 : 2016年12月12日

クラウドストレージを社内に構築するためのソフトウェア、Proself

――一言で言うと、Proselfはどういうサービスでしょうか

菊池:DropboxやOneDriveのようなクラウドストレージを社内に構築するためのソフトウェアです。自社で構築したいというニーズにマッチしたサービスになります。大きいお客様になるほど、そのようなニーズが増えてきます。

Proselfオンラインストレージ構築パッケージ Proself (プロセルフ)

――他のクラウドストレージでは、自社に構築するのが難しいのでしょうか?

菊池:そうですね。今はどちらかというと自社で構築しないDropboxのようなサービスが主流なので、Proselfはニッチです。ただ、私たちの会社ではメインストリームを攻めるよりはニッチを攻めたほうが上手くはまるのではないかという考えがありました。実際、ちょうど当たりどころが良く、Proselfを販売してもう10周年になりますが、まだまだ需要がある状況ですね。

清水:Proselfはファイルのやりとりや共有する分野において、自治体や大学の導入は多くなっていまして、意識してブランディングしたわけではありませんが、私たちが思っているよりもかなり認知度が高いようです。

新たに仕事する大学の研究室で、弊社とProselfの紹介をすると「お! Proselfね、使ってるよね」という反応があったり、大学を卒業した若い方に話を聞くと、「よくProselfを使っていました」という反応が非常に多いですね。

累計1,500社の導入

――現在の導入社数はどれくらいでしょうか?

菊池:現在のところ、累計1,500社です。IDベースでいうと、100万IDぐらいかもしれません。

――BtoBのサービスではかなり多いですよね。すごいと思います。Proselfは特にどういう点が強く喜ばれていますか?

清水:当たり前のことを不便なくできるところですね。便利な使い方ができるので記憶に残っていると思います。

一時的にファイルを置いて共有したいとき、例えば互いがMacとWindows使っていて、Windowsサーバに繋ごうとすると、Sambaで繋がないといけないよねとか、ファイルをAirDropで送ろうとしたら、Windowsにないよねとか…これだけコンピュータがいっぱいあって、これだけインターネットに繋がっているけど、同じプロトコルで喋ってるものは意外と世の中って少ないよねというのが実情としてあります。

意外と同じプロトコルで喋っているのはメールとHTTPくらいだけであって、そのメールとHTTPでファイルのやりとりができるのがProselfです。Proselfはインフラになっているところはあって、普段は意識しないけど、意外と「あれっていうときにふっとある」みたいな感じかもしれないですね。

サポート力に強みのあるProself

サポートについて語る写真左、菊池敏幸社長。写真右、清水宣幸取締役

サポートについて語る写真左、菊池敏幸社長。写真右、清水宣幸取締役

菊池:競合のクラウドストレージには海外製の製品はありますが、製品に何かあったときには「本国に問い合わせます」となり、レスポンスがいまいちです。Proselfは全部社内で作り、サポート担当も同じ社内にいますので、何かあったときの返答はすぐできます。Proselfはサポート力が強みでもあります。

Proselfは弊社から直販で販売する場合もありますが、私たちがITベンダーと呼ぶ会社経由で販売するケースもあります。そのような会社に販売し続けてもらっているのは今まで問題なくやりとりできたからだと思います。

清水:販売するITベンダー側も、お客様に販売する前に問い合わせた質問の回答が遅いと、販売した後、不安になると思うんですよね。

ソフトはバグってたりして動かなくなるのはけっこう日常茶飯事にあるものです。ですので、ITベンダーさんも動かなくなった後にどうするかというのを重要視していると思います。

分析と研究の仕事

菊池敏幸社長。写真右、清水宣幸取締役

受託について語る清水宣幸取締役(写真右)。写真左は菊池敏幸社長

――受託と請負について教えてください。

清水:大きく2つに分かれています。1つ目は分析系の仕事です。新規事業のプロトタイプのプログラムや調査の仕事です。例えば、世の中にあるインターネットの情報をわーっと集めて、情報を可視化して検索できるようにしたり、時には俯瞰したりと情報を取り出して中を見ます。

最近は仕事の幅も広がっていますが、トータルで見ると比較的そういう仕事が多かったですね。

菊池:分析はたまたまなのかWeb系が多いですね。ホームページの中身を全部取ってくるようなクローリングです。

データを取得するクローラーを何度作ったか思い出せないぐらいですね(笑)。ホームページは完全に決まったフォーマットになってないので、ある程度特化したクローラーを毎回手づくりしないと、情報が取得できません。最終的には人工知能で上手く判断できる時代が来るかもしれませんが、今はまだブログや収集ツールという感じですね。

2つ目は研究です。大学の先生が研究した内容をソフトにのせて成果として出すお手伝いをしています。

――ソフトは研究室で作らないのでしょうか?

清水:先生はプログラムを書くのがメインの仕事ではなく、研究や論文がメインの仕事なんですね。

でも、コンピュータはプログラムを書いて実験しないといけない。先生は研究で忙しく、プログラムを書く時間がないので、私たちのような会社がプログラムを書き、ソフトを作るといった研究の一部を手伝っています。

――大学の研究開発の仕事はやはり北海道が多いでしょうか?

清水:いえ、関係なく全国です。あえて言うなら、北海道と東京が多くて、他はこれといった偏りはないですね。

――社員の方の出張は多いのでしょうか?

菊池:いえ。基本的には私と清水がほぼメインで出張しています。受託のほうはほとんど東京のお客様ですが、最近だとSkypeなどのWebや音声会議でほとんど問題ないですね。特に、IT系だと抵抗なくWeb上の会議で大丈夫です。

打ち合わせも社員は札幌オフィスから東京の方と打ち合わせします。月1回程度の顔を合わせて打ち合わせしないといけない時でも清水が直接お客様のところまで行くのがほとんどです。たまにプロジェクトの始まりや終わりは社員を連れて行くこともあります。ですので、社員の出張はあまりないですね。年に1、2回です。逆に私と清水は毎月、東京出張ですね。

――公開可能な事例はありますか?

清水:最近でいうと、PRINTEPS(プリンテプス)というプロジェクトに関わっています。知識推論と音声対話と動作と画像センシングというロボットに必要な4つの情報をPDCAサイクルとして、ぐるぐる回して、ロボットをどんどん簡単に作っていこうというプロジェクトです。ノースグリッドがこのプロジェクトで使うワークフローエディターを作っています。

菊池:ロボットの動作を線で結んで、「Aだったら、Bする」ということを簡単にできるワークフローエディターですね。

PRINTEPS

次回は

次回はノースグリッドが募集している人材について、菊池敏幸社長と清水宣幸取締役へのインタビューを行います。次回の更新を楽しみにお待ちください!

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