2018年4月11日(水)18時より、北海道新聞社1階DO-BOXで開催された「どうしんジョブダス就活2019 ITベンチャーのトップと話そう就活MEETUP」に行ってきました!本イベントは北海道新聞の「ジョブダス就活」が主催です。
どうしんジョブダス就活2019 ITベンチャーのトップと話そう就活MEETUP
取材・撮影・構成・インタビュアー : 赤沼俊幸 取材日 : 2018年4月11日
「どうしんジョブダス就活」とは?
「どうしんジョブダス就活」は北海道新聞社が運営する北海道で働きたい新卒・第二新卒のための就職情報メディア。本イベントはジョブダス就活が主催するITベンチャーとの話ができる就活ミートアップイベントです。
参加者の中心は2019年3月卒業予定の大学生、大学院生、短大生、専門学校生、高専生。それ以外にも、最近卒業したばかりの一般の方、インターンシップを希望する1~3年生も参加可能です。
本イベントが他の合同説明会などの就職イベントが他と大きく違う点は2つ。1つは私服で参加可能。そして、もう1つはITベンチャー各社のトップと直接話せるという点です。
ITベンチャーのトップと話せる
「どうしんジョブダス就活2019」では後半で直接、ITベンチャーのトップである経営者と話したり、質問が可能。各企業のトップと話せるのは学生にとって貴重な機会です。今回、貴重な機会を提供した5社はこちらの企業。
(※以降は社名の株式会社を省略します)
本イベントは前年、キタゴエでも取材!
各社の会社紹介プレゼン
最初は自社紹介を兼ねて、5社が8分程度でプレゼンを行います。
INDETAIL
INDETAILからは坪井大輔代表取締役社長が発表。「長く勤められる会社の選び方」として、プロダクトポートフォリオを大事さを恋愛に例えて説明。学生にとっても伝わりやすい、会場を和ませる柔らかいプレゼンを行いました。
「プロダクトポートフォリオ」を専門用語を使わず、ガンガン攻めてる事業、新規事業、撤退候補の事業、安定している事業とわかりやすく説明。
「皆さんが『今』好きなことは30〜50歳になっても好きですか?」という問いから、自分自身の変化の可能性を示唆。
自分自身が変化し続ける可能性がある中、会社もまた変化をし続ける。INDETAILは成長し続けることで、本当の安定の実現を目指します。
INDETAIL自身の事業プロダクトポートフォリオから各事業を説明。今後は新規事業として、プロックチェーンに取り組んでいることを紹介しました。
インフィニットループ
インフィニットループからは松井健太郎代表取締役社長が発表。会社紹介から、最近の活動として、あいえるちゃんねるの放送や、VR開発を行っているプログラマの話を行いました。
最近の活動を紹介「最近はVRカンパニーになりたいなと思っています」
「最近はバーチャルYouTuberの活動をしています」「自ら、バーチャルYouTuberとして活動しています」
前回のクソコラ祭りの様子。「Twitterで画像を送ると、上から降ってきて、クソコラを作る遊びです」「こういう放送を行っています」
「インフィニットループの社是は最先端の最後尾を独走する。最先端を独走するにはいろんな制約があります。ではAppleやGoogleと比べて、何もできないのか?というと、そうではなく、世の中で出回っている普通の技術を使っています。技術者として、技術でそれらをつなぎ合わせて、アイデアを作ることはできると思っています」
最後に松井さんがプログラマへの想いを語り、発表を締めました。「プログラマはカッコイイと思っています。美術は才能で決まってしまう。プログラマはコツコツとバグのないプログラムで、天才の作ったプログラムに勝つことができる。素晴らしいサービスを作ることはカッコイイと思ってます」
クリプトン・フューチャー・メディア
クリプトン・フューチャー・メディアからは管理チーム採用担当の赤間小百合さんがミッション、ビジネスモデル、組織編成を中心に発表。
ミッションは「メタクリエイター」のクリプトン・フューチャー・メディア。クリエイターをお客様として、クリエイトに必要なサービスをクリエイトしています。
「ビジネスモデルはT型。どれか一つに偏るのではなく、バランス良くやっていて、三角形を綺麗な三角形として大きくやっていくことを目標としています」
事業紹介として、モバイルコンテンツ、キャラクターのライセンス業務、ライブ・イベント制作業務、ローカルプロジェクトの企画運営の紹介から、最後は組織運営の話を行い、発表を終えました。
ビットスター
ビットスターからは前田章博代表取締役社長が発表。事業紹介、ミッションの説明から、引っ越したオフィスの社内風景や、社内行事についての紹介がありました。
「従業員は60名。私どもの特徴は女性が多い。3割が女性です。何をしているかというと、システムの開発、インフラの構築・運用保守、デザインの制作。ITのライフサイクルを全部やる。ITのこまったをよかったにというのがミッションです」
「すすきのに事務所を昨年、引っ越しました。事務所にはラウンジがあり、社内のコミュニケーションスペースを用意しています。昼休みはラウンジで休憩している社員が多いですね」
「社員旅行は毎年行っています。去年は香港です。原則、全員参加で社員のご家族も招待しています。一昨年は沖縄、その前はバンコクでした。国内外問わず行き、知見を広げています」
「自由参加のさまざまな社内行事があります。100kmウォーク大会に参加したり、ITダーツカーニバル、ニセコスキー合宿、バーベキュー、TGIF、豊平川の花火大会を皆で見たりもします。社内のコミュニケーションを高めることで、すべてのお客様にハッピーを結びつけよう、ということを行っている会社です」
フュージョン
フュージョンからは佐々木卓也代表取締役社長が発表。「3分でわかるフュージョン」という会社紹介から、自社の制度、社内環境についての説明が行なわれました。
日本中のお買い物データを結びつけるため、6兆円、3000万人の購買データ、300億レコードのデータを預かり、ハンドリングしています。データはさまざまな確度から分析。データから気づきを得たり、予測をしたり、統計解析の仕組みを使って、課題を整理して、解決を目指します。
「札幌本社の企業では珍しい上場企業として、上場企業ならではの働く環境作りを整えています」
札幌、東京、福岡に事務所があります。札幌事務所は2018年5月に駅前に引っ越し予定です。
北海道のここが面白い
各社の発表の次は、5人のトップによるパネルディスカッション「北海道のここが面白い」が始まります。さまざまなテーマを元にトップの5人が意見を交わしますが、ここでは「東京に引っ越そうと思ったことは?」のテーマをピックアップ。
東京に引っ越そうと思ったことは?
クリプトン・フューチャー・メディア代表取締役伊藤博之さんが司会進行を努め、「東京に引っ越そうと考えたことは?どうして北海道・札幌でやっているんでしょうか?」というテーマで話が進みます。
坪井大輔 : 弊社は人材ビジネスの会社からスピンアウトして、INDETAILを作りました。東京という日本の中心で事業をするメリットと、北海道という日本の中心から離れるメリットを両方考えた結果、北海道では競合が少なくて、ブランディングしやすくチャンスが多いと思いました。
有効求人倍率は札幌が低い。東京より札幌のほうが人を採用しやすい。一位も取りやすいと思っています。
伊藤博之 : 東京で採用活動するより、札幌で採用活動したほうが有利ですか?
坪井大輔 : 有利だと思いますね。弊社はブロックチェーンを2年前から行っているのですが、北海道出身者でブロックチェーンを行いたい方は弊社に来てくれます。
伊藤博之 : ブロックチェーンのために海を渡ってきましたという方もいますか?
坪井大輔 : 弊社は外国人も多く、フランス人、ベルギー人、ロシア人などがいますよ。ヨーロッパ、東欧が多い。ブロックチェーンやフィンテックはバルト三国が進んでいた経緯があり、その流れもあります。ただ、ヨーロッパから直接弊社に来るのではなくて、元々北海道にいるヨーロッパの方が弊社に来ていただきますね。
伊藤博之 : 松井さんの会社の規模で東京で営業するのは難しいですよね?
松井健太郎 : そうですね。私たちも逆張りで、私たちは仙台に支社を出しています。
伊藤博之 : どうして仙台なんですか?
松井健太郎 : 仙台は若い人が多い。2位ぐらい若者率がある。福岡も良いのですが、その次に良い数字を出しています。ライバルがいないという点もあり、仙台はいい街ですね。
伊藤博之 : 札幌に残っている理由はありますか?
松井健太郎 : 実は北海道を捨てかけたこともありました。バイクで日本一周したことはあったのですが、日本一周は移住先を探そうと思っていたんです。26歳の時ですね。バイクで日本一周、全国を見て、100日間ぐらい回って、結局は札幌が一番いいなと思いました。
伊藤博之 : 前田さんこそ、そういうエピソードがたくさんありそうですが、いかがでしょうか?
前田章博 : 私はずっと仕事をしていまして…(笑) ただ、仕事と生活を両方充実するべきだと思っていて、東京からの最先端の仕事をして、札幌に暮らせるなんてめちゃハッピーじゃんと思っています。どうやったらそれができるだろう?というのを考えて、行動しています。
過去に4年間ぐらい東京でやっていて、ダメだった時もあります。移動するのが好きなんですよね。ANA「翼の王国」が好きなぐらい飛行機が好きなんで (笑)
佐々木卓也 : 仕事の規模感や刺激は東京のほうが大きいんですけど、暮らす・過ごすには、札幌が最高の場所。両方実現できればいいよね、と思っています。支社ができるまでは東京に通っていました。両方あったらいいなと思い、今は東京支社のオフィスもあります。
伊藤博之 : 東京は現地採用が多いですか?
佐々木卓也 : 1/3は札幌から行っています。社員が「行きたい」と言うんですよ。札幌で採用した若い方が何年か経ったら、自分の力を東京で試したくなるんですよね。僕もそうでした。その時、東京にまっさらな状態で転職活動しなくても、東京にオフィスがある会社に勤めれば、キャリアパス上もいいのではないかと思っています。
トップと話す
パネルディスカッションの後は休憩を挟み、トップに直接質問できる時間が10分×5回が行われます。学生は5グループに分かれ、各会社に1回10分の質問時間が与えられます。
参加企業インタビュー
「トップと話せる」では、学生とどういう話をしたのでしょうか? イベント終了後、参加企業の代表、担当者の方にお話を伺いました!
フュージョン管理部 鈴木森太郎さんへのインタビュー
ーー「トップと話す」では、どういう質問が多かったでしょうか?
鈴木森太郎 : 「マーケティングはどういうことをしているの?」という基礎的な部分が多かったかもしれないですね。
ーーお話した学生はどういう印象を持ちましたか?
鈴木森太郎 : このイベントを見つけてくるぐらいですので、就活に対するモチベーションの高さを感じました。
クリプトン・フューチャー・メディア 管理チーム採用担当赤間小百合さんへのインタビュー
ーー参加している学生で、他の合同説明会と違ったところはありますか?
赤間小百合 : 理系のプログラマ志望は多かったですね。三年生になると、就活に対する意識が高い方が多いという印象はありました。
インフィニットループ 代表取締役社長松井健太郎さんへのインタビュー
ーーどういう質問が多かったでしょうか?
松井健太郎 : 「面接では何を一番重要視しますか?」「VRはどのように作ったんですか?」のような質問が多かったですね。
ーーお話した学生はどういう印象を持ちましたか?
松井健太郎 : 意外と起業したいという人がいて、嬉しかったですね。
INDETAIL 代表取締役社長坪井大輔さんへのインタビュー
ーーお話した学生はどういう印象を持ちましたか?
坪井大輔 : 全体的には控えめですけど、自分に興味のある話を聞いた時に、目がキラキラしていましたね。企業側からの情報を求めているのかもしれないですね。それの機会がないのでは…こちらから良いアプローチすれば、多くの学生が目が輝くのではないかと期待しています。
ーーどういう質問が多かったでしょうか?
坪井大輔 : ブロックチェーンですね。仮想通貨、ビットコイン。珍しかったのは戦略や企画の質問もありました。その職種に興味がある方がいたので、今までにないタイプで魅力的でしたね。
ご協力いただきました皆様、ありがとうございました!
北海道新聞社 1F DO-BOX
札幌市中央区大通西3丁目6
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