ジュニア・プログラミング・ワールド 2018 with TEPIA に行ってみた①

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ジュニア・プログラミング・ワールド 2018 with TEPIA に行ってみた①

2018年10月28日(日)に「ジュニア・プログラミング・ワールド 2018 with TEPIA 」が開催されました。

このイベントは、小~中学生とその保護者を対象にした、プログラミング体験のイベントです。当日は総勢3,700人(うち子供の数は2,200人)が訪れ、楽しくプログラミングを体験していました!

インタビュアー・取材・撮影 : 高橋アメリ・木村直矢 構成:高橋アメリ 取材日: 2018年10月28日(日)

目次

会場について

札幌コンベンションセンター

札幌コンベンションセンターと札幌市産業振興センターの、2つの会場に分かれて開催されました。

今回は札幌コンベンションセンターで開催された様子をお伝えします!

ジュニアプログラミングワールド入口

コンベンションセンター入口

ジュニアプログラミングワールド看板

2会場合わせて、28種類+αの体験プログラムが用意されていました。

開場前から長蛇の列が!

ジュニアプログラミングワールド入場

開場前にもかかわらず、すでに長蛇の列ができていました! 急遽、予定より10分早めてオープンすることに。

ジュニアプログラミングワールド全体図

開場するやいなや、たくさんの親子たちがお目当てのブースへ押し寄せていました。一体どのような体験ができるのでしょうか!? 今回はコンベンションセンター1階・特別会場での様子をお伝えします。

TEPIA先端技術館 / TEPIA プログラミング体験広場

TEPIA 子供と講師

TEPIA先端技術館からは、二足歩行ロボットや自在に動かせる球体ロボット、イモムシ型ロボット、そして3Dプリンタ実演など、16種類のブースが出展されていました。

TEPIA

TEPIA いもむし

子供たちは楽しそうにロボットを光らせたり、動かしたりしていました。

こちらのブースを担当したTEPIAは、日本の先端技術を展示する「TEPIA先端技術館」を東京で運営。また、全国各地でプログラミングの体験広場を開催しています。「北海道の子供たちは好奇心旺盛で、前向きに取り組む子が多い」と話していました。

TEPIA 全体図

会場のほとんどのブースが事前予約必須でしたが、こちらは当日でも参加可能なため、たくさんの親子たちが押し寄せていました!

札幌ロボット女子。 / ”カワイイ”をプログラミングしよう!

ロボット女子 ブース

「札幌ロボット女子。」は、ロボットデモンストレーションとプログラミング教室を行っていました。

ロボット女子 WS

ロボット女子 WSシート

「カワイイ」をプログラミングするという、女子ならではのテーマで行われた教室。グループで話し合って、メンバーそれぞれが「自分が思うカワイイ」をシートに書いて、最低でも1つはロボットの動きに加えるようにしました。

ロボット女子WSの様子

こちらのロボットは頬や全身が光っています! 目がハートになっているものもありました。

このように、光やセンサー、振動などの動きを加えることで、オリジナルの可愛いロボットが完成しました!

講師は現役高校生! 札幌ロボット女子。インタビュー

今回出展した「札幌ロボット女子。」のメンバーは、なんと全員現役の高校生! Robocup Junior 2018 モントリオール世界大会で優勝した経験も持っています。ワークショップが終わったばかりの3人を直撃しました!

ロボット女子 インタビュー

リーダーの坂本さん(写真・中)にお話を伺いました

――今日のワークショップはどうでしたか?

「子供たちは、会が始まったばかりのころは緊張していた様子でしたが、打ち解けると会話も弾むようになり、最終的には『プログラムを自分で書きたい!』という気持ちになってくれてよかったです」

――札幌ロボット女子。の活動を始めたきっかけを教えてください。

「可愛いもので人の役に立つものを作りたいと漠然と考えていました。そんな時に、私の兄がロボットを作る大会に出ていて、一緒に参加した時に『これだ!』と閃いたんです。

そして、友達2人を誘って札幌ロボット女子。としての活動が始まりました」

――今後の目標を教えてください。

「私たちは社会貢献を目標としています。ロボット制作を通してだけではなく、今日みたいに教育の現場や医療現場で役に立ってもらえるような活動も視野に入れて、頑張りたいです」

高校生とは思えないほど、しっかりとした考えを持たれていた坂本さんやメンバーの皆さん。これからの活動に期待です! ありがとうございました。

KidsVenture / IchigoJamであそぼう!オリジナルゲームづくり

Kidsventureブース

KidsVentureからはIchigoJamを使ったゲームプログラミングの体験ブースが出展していました。

Ichigojamキット

IchigoJamとは、初心者向けプログラミング言語BASICを、手のひらにのせられる大きさの、プログラミング専用こどもパソコンです。テレビとキーボードをつなぐだけのシンプルな構造で、プログラミングだけに集中できる設計になっています。

会場ではキットの販売も行われていたので、購入される方が多くいました。

Kidsventure WS

基本のレクチャーがあったのち、コードの一部分を変更するだけでゲームの動きを変化させるといった応用編にもチャレンジしていました!

NPO法人NEXTDAY / プログラミングであ・そ・ぼ・う!-IchigoJam&micro:bit-

NPO法人NEXTDAY 全体図

NPO法人NEXTDAYのブースではコンピュータ・センシング(センサーで計る)に挑戦!

NPO法人NEXTDAY 生活の中のコンピューター

センシングとは、センサー(感知器)を使用して様々な情報を計測・数値化する技術を使って、人間には見えないものや感じないものをプログラミングを通して見えるようにしていくことです。

「生活の中ではどんなものに使われたら便利になるかな?」などの問いかけに、子供たちは積極的に発言していました。

NPO法人NEXTDAY モーター

午前の部ではIchigoJamを使い、圧力センサーでモーターを動かし扇風機を回すことを通してプログラミングを学んでいました。

午後の部は、子供たちが突然床に這いつくばって何か探し始めました……!

スポンジ

この白いスポンジの中に隠されている磁石を、micro:bitの磁力センサーを使い、探しています。

microbit

磁力とセンサーの距離を測定しています

佐々木理事は、「子供は遊びを通して学んでいく。知識を教えるというよりは、子供たちが自分で発見していくことを大切にしたい」とおっしゃっていました。

北海道ハイテクノロジー専門学校ITメディア学科 / スクラッチではじめてのプログラミング体験!

北海道ハイテクノロジー専門学校ITメディア学科

こちらは、北海道ハイテクノロジー専門学校ITメディア学科によるワークショップの様子です。Scratch(スクラッチ)というソフトを使って、キャラクターに動きを加えたり、簡単なゲーム作成などを行っていました。

北海道ハイテクノロジー専門学校ITメディア学科 画面

北海道ハイテクノロジー専門学校ITメディア学科WSの様子

学生が傍でアドバイスしてくれたり、レジュメの配布があるので初めての方でも安心です。

こちらも当日受付可能なブースでしたが、11時の段階で全12回のワークショップが埋まってしまうほどの人気でした!

北海道立教育研究所 / プログラミング教育とは?

北海道立教育研究所

午前開催の様子

午前は、北海道立教育研究所により保護者や教育関係者向けに、プログラミング教育とはどのようなものか、背景や目的についての説明が行われていました。

午後は子供たち向けに、文部科学省が提供する無料オンラインツール「プログラミン」を使って、簡単なアニメーションを作成していました。


今回来場された親御さんに、今日参加した理由を伺ったところ、「子供が興味を持ったから」と答える方がほとんどでした。

個人的には、正直ここに来るまでは、親御さんが子供に勧めているケースがほとんどなのではないだろうかと思っていたので、子供たちのプログラミングへの興味や関心の高さに驚きました!

とあるブースでは、親御さんも身を乗り出して楽しんでいる様子も見受けられ、子供の自主性を尊重しつつも親子で楽しめるものなのだなと感じました。

次回はコンベンションセンター会場・2階での様子をお伝えします!

(高橋アメリ)

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合同会社EVOLbyAmeri代表。こちらではコワーキングスペースの取材やITイベントを担当。他の媒体では観光系や女性向けライフスタイルなどで執筆しています。

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