3月7日(水)19時からNHK札幌放送局内のラジオスタジオで『ローカルメディアの未来を考えるアイデアソン テーマ「VR」』が開催!イベントレポートをお届けします!
ローカルメディアの未来を考えるアイデアソン テーマ「VR」 – connpass
取材日 : 2018年3月7日(水) 撮影・構成 : 赤沼俊幸
会場は再びNHK札幌放送局!
参加者は一般参加者17人、NHKスタッフ11人の計28人、今回のチーム数は8。今回もチームにもNHKスタッフの方がいます。イベントは19時に開始。イベント開始前にピザなどを食べ、まずはアイデアソンのためのエネルギーを補充します。
司会は前回と同じく、3rdPLACEの伴野智樹さんです。開催趣旨や札幌オープンイノベーション勉強会についての説明があり、お絵かきアイスブレイクが行われます。
お絵かきアイスブレイク「身の回りのローカルメディアを絵で!」
前回と同様、アイデアソンの前に、各チーム毎に『あなたの身の回りの「ローカルメディア」を「絵」だけで伝えてください!』というテーマでアイスブレイクが行われます。
インプット「生放送におけるモーションキャプチャーの活用について」
今回はVRについて、株式会社インフィニットループの山口直樹さんによるインプットがあります。
現在、バーチャルユーチューバーのブーム。山口さんはブームに乗ったわけではなく、ブーム以前より数年間掛けて、さまざまな方法を試しています。
今回のインプットでは、自分の分身となる3Dモデルをモーションキャプチャーを使って、リアルタイムに動かし、放送する仕組みの過去から現在までの技術の変化と、数年の試行錯誤を紹介。
現在、山口さんがいきついた先がVR空間の生放送。VR空間内では、持ったり掴んだり、技術力とアイデア次第では何でもできるそうです。
現在はHTC Vineを使用。実際に配信しているあいえるちゃんねるを例に説明いただきました。
アイデアソンのスタート
さあ、いよいよアイデアソンのスタートです。本日のアイデアソンのテーマが発表されます。
テーマは『「VR」の力により大きく変化したローカルメディアのあり方をご発表ください。(サービス・メディア・その他なんでも)』。スケッチブックと共に、チーム名、タイトル(サービス名)、概要を発表します。
伴野さんからは「どのローカルメディアを扱うか?という議論を始めにして、10分ほどで決めてみてください。その後、それをどのようにVRに適用させるかを考えてみてください」と説明があります。
シャッフルタイム
約一時間の話し合い後の発表前、前回とは違う5分×2回「シャッフルタイム」が行われます。各テーブルのNHK以外の方が移動し、席に残ったNHKの方は自分たちのチームのアイデアを説明。アイデアをより良くするためのアドバイスを求めました。
アイデアソン発表
そしていよいよアイデアソンの発表。各チームがアイデアスケッチを手にプレゼンに望みます。
VRスナック
スナックこそが至上のローカルメディア。地方のさまざまなことが濃く交わされる空間が夜のスナックです。より活性化させることができれば素晴らしい。お客さんはヘッドマウントディスプレイをつけて、VR空間に赴き、濃い情報をかわします。団塊のオジサン、要介護の方、女性の方も参加可能。ホストの方も昔、経験のあった方が対応できます。
VR空間ではアバターが自由。ベテランが若い綺麗な子になれますし、男の人が可愛い子(ネカマ)にもなれます。地域の特産品で課金。指名料の課金なども。地域全体のVRスナックが栄えれば地域も栄えると考えます。
VRデートと地方創生
好きなアイドルや駆け出しのアイドルも含めて、VR上でデートができるものを考案。狸小路で仮想デートをしつつ、食べログと連携して、人気メニューが目の前に出てきます。見ると、現実世界でも使用可能なVR来店ポイントが1ポイント溜まります。
実際にデートにいくと、ARモードになります。仕事が忙しくて会えないあの人ともデート可能。
VR道場
一番VRに遠い、道場もVRに。柔道の天才が生まれたとしても、教えられる指導者がいないと、埋もれてしまう。VRがあれば、物理的な距離も乗り越えらます。天才柔道少年をVRで指導可能。あたかも目の前で戦っているように見えます。
VRでバーチャルな競技の道場が世界各地に広がり、世界のスポーツのレベルが上がります。通信教育で空手五段もありえると考えます。
どこでもカリスマレッスン
遠隔で指導が可能なVR。カリスマとコーチがいる。カリスマが教え、コーチがみんなをチェック。参加者は3Dゴーグルをつけて参加。コーチが全員をチェックします。
バーチャルな空間なので、例えば、妊婦さんも手と手を取り合って、スカイダイビングができたり、宇宙空間の無重力の感覚がどうなのかを味わうような経験ができたら、面白い。
ゴゴゴゴゴ・・・
(※本チームはコントを披露…! 文章で面白さを再現できないのは残念ですが、会場はドッと沸きました)
ジョジョ立ちをすると、スタンドが出てきて、名刺交換を含めた自己紹介をしてくれます。自分をもっとアピールしたい人にも使っていただきたい。ジョジョスーツはZOZOスーツのモジリです。
ふるさと納税VR
ふるさと納税をローカルメディアとして考えます。日本人の4%しかふるさと納税していない。自分の地域が埋もれてしまう。それをVRで解決したい。WebページでVRを活用。商品、返礼品の紹介をVRのキャラクターで行います。ふるさとチョイスを見てると、モーションキャプチャで説明してくれます。
チ・カ・ホなどのフリースペースでVRを使い、直接、産地に行ってみることが可能。例えば、厚岸に行って、農業体験や漁業体験ができます。この体験したものが返礼品として家に届いたら、面白い。
VRバス待合所
現在、冬のバス停はバスが来づらい。待ち時間が長くて、孤独。できることはひたすらスマホを見るぐらい…そこで提案するのがVRバス待合所。
共通のVR空間を提供し、アバターで交流します。「この路線の美味しいものを言い合おう」などとトークテーマを提供すると、盛り上がるのでは。同じリアル空間を提供するので、どローカルの密度の濃い空間ができます。広告も取れるのでは。VR空間を通じて、リアルでの出会い、人脈が広がるのでは。VR通じて、リアルでも人脈が広がっていくのでは。楽しい時間を提供したい。
VR居酒屋・VR婚活・VR老人ホーム
皆がVR空間をもつ時代かやってくると考えます。LINEのグループみたいに気軽にVR空間を作れるようします。例えば、老人ホームでVR空間を作って、いろいろな交流を持ったり、VR居酒屋を作ったり、VRのNHKスタジオを作ったり、VRタレントにはいつでも会いにいけます。
VR観光センターでは地域ごとに魅力を凝縮したようなVR観光空間を作って、外国人に対してクーポンを配ったり、地域をPRして、観光に来てもらう。VR井戸端会議では実名や匿名が選べるようにして、会議もVR空間で行えればいいのではと考えます。
ベストアイデア賞は!?
発表終了後は最も良かったアイデアに相互投票を行い、ベストアイデア賞を選出します。スケッチブックに★印を書いて投票します。今回のベストアイデア賞は・・・
チーム名「バス来ない」タイトル名「VRバス待合所」でした!! おめでとうございます!
『ローカルメディアの未来を考えるアイデアソン テーマ「VR」』はこれで終了。前回の記事はこちら!まだ見ていない方はぜひご覧ください!
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