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最新のIT技術が導入された認定子ども園「はやきた子ども園」が行うPepperプログラミングワークショップに行ってみた!

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昨年2017年10月11日、札幌から車でおよそ1時間の北海道勇払郡安平町早来大町にある「はやきた子ども園」にて、小学生を対象にしたPepperプログラミングワークショップが開催されました。

このワークショップは、有志で集まった小学生を対象に、TVCMなどでも話題のPepperを使ってプログラミングを学習することができるという新しいワークショップです!

Pepperとは?

Pepperは人々を魅了するフレンドリーで驚くような人型ロボットです。
Pepperは、感情を認識できるという大きな特徴を持った、日常生活の本当のコンパニオンとして開発されました。
Pepperは、人間の主な感情を認識し、相手の気分に合わせて自分の行動を適応させることのできる、最初の人型ロボットです。

引用元:SoftBank Robotics

Pepperが持つ機能

Pepperには、シンプルなGUI※1で開発を行える「Choregraphe(コレグラフ)」という開発ソフトも付属。このソフトを使えば、プログラミング未経験者はもちろん、子どもでもドラッグ&ドロップだけでかんたんに動きや会話を作ることができます。もちろん、PythonやC++などの開発言語にも対応しているので、プログラミング経験者であればPepperのハードとソフトをフルに活用したハイレベルな開発も可能です。

引用元:SoftBank

今回はこのChoregrapheを使用して、有志で集まった6人の小学生たちに2人1組でチームを作ってもらい、Pepperの動かし方(プログラミング)を学んだあと、実際に自分たちでゲームを考案して作成してもらいました!

小学生たちにゲームを作ってもらう上で考えてもらうことは「他の友達に見せたときに、楽しんでもらうために何ができるか」ということ。

自分たちがただ作りたいものを作るだけではなく、客観的に「自分以外の人に喜んでもらうためには、何をどのようにしたらいいのか?」ということを考えながら作業をしてもらいます。これにより、プログラミングに必要な論理的思考(ロジカルシンキング)を養うと同時に、相手の立場に立って物事を考える力をつけてもらうことを期待します。

いざ、プログラミング!


まずはPepperを使って何ができるかを学んでもらうため、実際にPepperに入っているアプリケーションを体験してみます。最初にPepperのジェスチャーゲームを行い、その次に物売りゲームをみんなで行いました。

実際にゲームを体験することで、小学生たちに「人を楽しませるためのゲームとはどのようなものか」というのを学んでもらいます。

一通りゲームを体験してもらったあとは、実際に「他の友達を楽しませるゲームを作る」という目標の元、どのようなゲームをプログラミングして作るか、ということを考え計画を練ります。

そのあとは、事前に配られた学習プログラムを参考にしながらPepperでゲームを実際に作っていきます。わからない部分は今回サポーターとして参加したビットスター株式会社の社員の方に相談しながらプログラミングを行いました。

子どもたち考案のオリジナルゲームが完成!

1時間プログラミングを行い、各チームから作ったオリジナルゲームの発表が行われます。

  • Pepperに昔話を読んでもらう、その際に身振り手振りといったことも一緒にやる。胸のモニターに実際に挿絵を表示する
  • モニターに表示した芸能人の名前を音声認識で誰かを当てるクイズゲーム

今回作られたオリジナルゲームは上記の2つです。実際にお互いのチームの前でゲームをやってみる発表会も行いました。

Pepperに昔話を読んでもらうゲーム

芸能人の名前当てゲーム

結果、両チームゲームが大成功して大盛り上がり! 実際にワークショップに参加していない子どもたちにもゲームをやってもらってフィードバックももらいました。

ワークショップが終わったあと、参加した子どもたちに今回のワークショップはどうだったかを聞いてみたところ「楽しかった!」「もっと色々なことをやってみたい」といった声を多く聞くことができました。

ワークショップに参加しなかった他のお友達にゲームを実際にやってもらいました

また、今回は1時間という短い時間の中でのワークショップなので、比較的簡単なゲームを作成してもらいましたが、最初の構想の段階では難しいものを作りたいという意見も多くありました。今後のワークショップの中で、製作期間が延びることがあれば子どもたちから更なる大作が出ることを期待できそうです!

おまけ:ITを取り入れることにより、園での快適な生活を送ってもらうことを目指すはやきた子ども園

はやきた子ども園では、至る所に最新の「IT」を取り入れ、子ども園の運営を行っています。

例えば、先生たちが事務作業を行う職員室にはモニターが設置されており、はやきた子ども園を運営する「学校法人リズム学園」が運営している他の園の職員室とリアルタイムで映像が写っています。また、そのまま会話(通話)することも可能となっています。

これにより、離れたところにある園の職員室に用事のある先生がいるかどうかをすぐに確認することができ、尚且つ朝礼時や全体連絡の際など、スピーディーに情報共有を行うことが可能となっています。

また、先生たちはそれぞれトランシーバーとイヤホンマイクを常備しており、急な対応や先生同士での連絡・コミュニケーションもスムーズに行うことができます。

情報共有をいち早く行うことにより、その分、園にいる子どもたちへの対応も素早くすることができるという仕組みです。

その他、親御さん(園児)の登園登録をスムーズに行うためのPipit登園システムや、子どもたちの授業で使うためのホワイトボードスクリーンなど様々な「IT」が至る所に導入されていました。

「機械まみれで子どもたちの成長に悪影響が出ないか心配」と侮ることなかれ。はやきた子ども園には園内に様々な動物を飼育しており、ITと生物との触れ合いが共生しています。

子どもたちは小さい時から生き物と関わり「命」について学び、同時に「IT」を知ることで伸び伸びと成長することができるのです。

中にいる生き物の説明をしてくれました!

まとめ

様々なITを取り入れ、先生たち職員の業務効率化と、子どもたちの成長を図るはやきた子ども園(リズム学園)。正直、筆者も実際に取材にいくまでは、「それは子どもたちの成長にとって悪影響にはならないんだろうか」と不安に考えていました。

しかし実際は、筆者が取材のために園内を歩いていると、子どもたちが自ら明るく挨拶を交わしてくれ、園内の施設や設備を進んで案内してくれるといった「アクティブでポジティブ」な子どもたちがとても多いことに気が付きました。

ITがより身近になっていくこれからの時代では、こういった「最新のIT」を取り入れた教育が必要になってくるのかもしれません。ここで育った子どもたちが、どのような大人になっていくのか。とても楽しみになりました。

アクセス

〒059-1501 北海道勇払郡安平町早来大町156-1

  • 札幌駅からJR函館本線苫小牧行に乗り、「JR沼ノ端駅」で乗り換え「JR早来駅」まで
  • 「JR早来駅」から徒歩15分!
  • 苫小牧沼ノ端地区からも通園バスが運行しています

この記事を書いた人

広中 裕士
広中 裕士
キタゴエを運営するビットスター株式会社所属。企画・編集を担当する広中です。北海道のIT情報とキタゴエユーザーとの接点を探して、北海道内を走り回ります。おもしろいネタ大募集!どこへでも伺いますので、どんなお話でもお聞かせください!
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