技術と芸術の融合!「テクノロジーアート展 in 北大祭2017」に行ってきた!

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技術と芸術の融合!「テクノロジーアート展 in 北大祭2017」に行ってきた!

北海道大学の学祭である北大祭で開催された工学祭内のイベント、「テクノロジーアート展 in 北大祭2017」に行ってきました!

会場は北海道大学工学部大学院の情報科学研究科棟です。

北海道工学部大学院の情報科学研究科棟

情報科学研究科棟は工学部の正門から入って奥にあります

取材・撮影 : 赤沼俊幸 取材日 : 2017年6月3日

テクノロジーアート展

テクノロジーアート展 in 北大祭2017

「テクノロジーアート展 in 北大祭2017」は6月3日(土)の12時から18時に開催。入場料、参加料など無料のイベントです。13時頃、取材に行ったときの会場の様子をどうぞ!

テクノロジーアート展入場

エヴァンゲリオンのキャラクターと記念写真を撮影することもできました

お子さんも来場し、楽しんでいました

お子さんも来場し、楽しんでいました

奥の部屋も賑わいを見せていました

奥の部屋も賑わいを見せていました

Kids VentureでもおなじみのIchigo Jamも展示

Kids VentureでもおなじみのIchigo Jamも展示

気になった展示を紹介します!

VRで仮想空間に絵を描く

仮想空間に絵を描くデモンストレーション

普段は「博士」の相性で親しまれている元由勝人さんが行っていたのは仮想空間に絵を描くデモンストレーションです。

下のほうに筆を走らせています

下のほうに筆を走らせています

中のほうに色を塗っていきます

中のほうに色を塗っていきます

完成したのは北大でした

完成したのは北大でした

誰でも体験可能なVRでしたので、私も体験してみました。VRゴーグルと、両手にはコントローラーを持ちます。VRゴーグルを被ると、視界には絵を書ける空間が広がっています。左手がメニューになっており、ペンを選んだり、色を選んだり…などさまざまなことができます。右手でトリガーを引くと、絵を描くことができました。

VRゴーグルと、両手にはコントローラー

元由さんに使用機材・ソフトウェアについても教えていただきました。ハードウェアはVRゴーグルがHTC Vive。カメラはLOGICOOLのC270。プロジェクターはEPSON。ソフトウェアはお絵かきのソフトがGoogleのTilt Brush。クロマキー合成ソフトがOBS Studio。仮想空間と現実映像の位置合わせ(マッチング)調整のためのソフトウェアが元由さんの自作とのことです。

作曲支援アプリケーション

ユーザーの入力したメロディに応じて、次のメロディを提案するソフトウェア

北海道大学情報科学研究科ヒューマンコンピュータインタラクション研究室の山下峻さんが展示していたのは作曲支援アプリケーションです。ユーザーの入力したメロディに応じて、次のメロディを提案するソフトウェアです(タイトルは未定)。例えば、ユーザーが1小節目を入力すると、次の2小節目のメロディのパターンの提案をしてくれます。

上記画面のようにメロディを提案

上記の右画面のようにメロディを提案。一致度を元にソートしてある

過去の既存の曲のメロディのデータベースがあり、ユーザーが入力したメロディを参考に、一致度から次のメロディを提案してくれます。次のメロディ展開に悩んだときの参考になり、作曲がスムーズとなります。

ヒューマンコンピュータインタラクション研究室サイトに山下峻さんの研究概要が掲載されていますので、興味ある方はご覧ください。

ヒューマンコンピュータインタラクション研究室 山下峻

spectrumforest

spectrumforest

ヒューマンコンピュータインタラクション研究室の藍圭介さんは研究の一環で制作した楽器を展示。画面にある輪を配置するだけでループのような音楽を作ることができる楽器です。

輪が一つ一つの楽器になっています。例えば赤がベース、白がドラム、黄色がシンセサイザー、青色がピアノっぽい音です。ギザギザが波形となっており、上が高い音、下が低い音となっています。

spectrumforest画面。真ん中の白の輪はドラム

spectrumforest画面。真ん中の白の輪はドラム。下のほうがギザギザが多いので、低い音が強いことがわかります

上下は音量です。初期は奥に配置している輪を、手前(下)のほうに持ってくると、音が大きくなります。左右はPANになっており、左に置くと左のスピーカーから聴こえ、右に置くと右のスピーカーから聴こえます。

spectrumforest操作画面

マウスで操作できます

配置して制作した作品は保存もでき、別の作品と組み合わせることによって、クロスフェードで作品を繋ぐこともできます。

簡単な操作のため、お子さんでも音楽を作ることが可能です

簡単な操作のため、お子さんでも音楽を作ることが可能です

お子さんが制作した作品

お子さんが制作した作品

主催者インタビュー

テクノロジーアート展を主催した北海道大学の青木直史さんにインタビューを行いました!

ーーテクノロジーアート展は今回で何回目の開催でしょうか?

はじめての開催は2014年でした。今年で4年目の開催です。

ーーテクノロジーアート展の開催のきっかけや、狙いについて教えてください。

「面白いものが見たい」という、思えば単純な理由がきっかけではじめた経緯となっております。作ったものを見せる場がなかなか見当たらなかった、ということも理由にです。

ーー開催して良かったことを教えてください。

開催するたびに、札幌の横のつながりが少しずつ見えてきて、そこに可能性を感じます。そこがよいところと思います。

ーー来年以降の開催は決まっているのでしょうか?

来年は2018年6月2日(土)に開催します。来年も北大祭の会期中に開催する予定です。

ーーキタゴエを見ている方にメッセージをお願いします

広い意味でなんらかのテクノロジーを使ったアート作品の展示がイベントの趣旨ということで、ぜひイチオシのアイテムを持ち込んでいただき、デモなどをまじえて紹介いただけたら、と思っております。

来年に向けて、展示者を募集しておりますので、興味のある方は下記のメールアドレスへご連絡ください。

北海道大学 青木直史
aoki@ime.ist.hokudai.ac.jp

取材してみて

写真から見てわかるとおり、テクノロジーアート展は老若男女、さまざまな方が訪れ、楽しんでいるイベントです。ここからテクノロジーに興味を持つお子さんも多いのではないかと想像しました。テクノロジーアート展は来年も開催予定とのことですので、興味を持った方はぜひ来年、足を運んでみてはいかがでしょうか。もちろん、北大祭の他の出店を楽しむこともできますよ。

北海道大学工学部大学院情報科学研究科棟
〒060-0814 札幌市北区北14条西9丁目 北海道大学大学院情報科学研究科

札幌市北区北14条西9丁目 北海道大学大学院情報科学研究科

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