
リモートワークという働き方はご存知ですか。パソコンさえあれば世界中どこにいても、自由な場所で仕事ができる働き方のことです。
働き方改革が叫ばれる昨今、個々のライフスタイルに合わせフレキシブルな働き方を実践できるリモートワークは注目されています。
2019年5月7日(火)に、700名以上がリモートワークを行う株式会社キャスターが「キャスタースクエア札幌」を開設しました。今回はオフィスにお邪魔して、リモートワークや株式会社キャスターについてお話しを伺いました。これを機に、働き方について考えてみませんか?
インタビュアー・取材・撮影・構成:高橋アメリ 取材日: 2019年6月19日(水)
キャスタースクエア札幌の場所について
キャスタースクエア札幌の場所は、BIZ SHAREというコワーキングスペースの中にあります。
キャスタースクエア札幌 〒060-0001 北海道札幌市中央区北一条西3丁目3 ばらと北一条ビル9階 BIZ SHARE 札幌内
株式会社キャスターについて
今回は札幌で働く清水さんと(写真左)、広報を務める森さん(写真右・PC内)をオンライン通話で繋ぎ、インタビューさせていただきました!(以下、敬称略)
――リモートワークの会社を初めてからどのくらいになりますか?
森:2014年に設立し、今年で5年目になります。オンラインアシスタントサービス(オンライン上で秘書や経理、人事、WEBサイト運用などの業務を代行するサービス)を提供するCASTER BIZというサービスからスタートしました。
当社の社長である中川は前職でBPO業務に携わっていたのですが、そこでクラウドソーシングと出会い、クラウドワーカーの発展途上な環境に気づきました。
たとえ業務レベルが同じだとしても、クラウドワーカーとして働くだけで単価が低いことに問題意識を感じたのが、CASTER BIZというオンラインアシスタントサービスを始めたきっかけになっています。
現在はCASTER BIZから派生して、採用や経理、デザインなど特定業務に特化した姉妹サービスをはじめ、個人でも気軽にアシスタントを頼める「My Assistant」、リモート・在宅OK、時短で週3、副業/複業OKなど、職種問わず新しい働き方ができる求人のみを掲載する求人サイト「Reworker」というサービスなど、全12サービスを提供しています。
札幌進出の理由
――札幌に拠点を開設したのはなぜですか。
森:今後は全国展開を図っていこうと思っています。弊社のミッション「リモートワークを当たり前にする」を実現するためには、拠点開設はすごく重要なことだと思っています。
私はリモートワークの仕事を始めて、もう3年以上経っているので、私にとってはこの働き方は当たり前なのですが、世間的にはまだまだリモートワークは普及していません。顔が見えない中で仕事をする不安や、そもそもキャスターという会社自体が実在しているのか、など、不安な点があると思うんです。
実際に自分の地元に拠点があれば、リモートワークという働き方や会社の雰囲気が見え安心感が生まれ、「応募してみよう」と思えるかもしれません。
――北海道の社員は何名いらっしゃるのですか?
森:現在、24名います。
清水:今年の9・10月までに10名弱は増える予定です。そう考えると結構いますね。
――札幌で働く方が多いのでしょうか?
清水:苫小牧や登別、道東など各地に点在しています。最近は札幌近郊の方が拠点開設をきっかけに知ってくださったこともあり、増えてきています。
キャスターのリモートワークについて
――CASTER BIZに採用されてからの流れはどのようなものになるのでしょうか? 派遣とはまた違うのでしょうか?
森:例えば弊社にご入社いただいて、CASTER BIZを担当していただく際は、CASTER BIZのセールスもありますし、カスタマーサポートもございます。実際にお客様とやり取りしていただくディレクター業務などもあります。経理やwebの運用など、お客様のご依頼に応じてタスクを対応するということもあります。本当に様々ですね。
清水:派遣の業態と、キャスターの業態との一番の大きな違いって、派遣は企業さんに人を派遣して、企業さんの指示系統のものと仕事をしてもらうイメージですが(教育なども自社で行う)、キャスターは仕事そのものを外に出してもらっているので、チームで関わるといったイメージですね(キャスターで教育)。
森:CASTER BIZという仕組みは、クライアント企業にはそれぞれ担当のフロント(ディレクター)が付きます。
クライアント企業様のご依頼は、例えば「常にお願いしたいのは秘書的な業務だけど、突発的に翻訳もやってほしい」「月初には経理業務もやってほしい」といったように、状況によって様々なケースがあります。
キャスターではフロントディレクターを中心に、ご依頼のタスクに応じて最適な作業者(キャスト)に作業を振りわけていきます。
派遣社員を一人雇った場合は、限られた業務しかお願いすることはできませんが、CASTER BIZの場合、広範囲の業務を請け負わせていただくということができますね。
その他、企業側のメリットとしては、正社員や派遣社員を採用する場合と比較すると、圧倒的なコストダウンが可能(月30時間で1年契約の場合96,000円/月)になり、社員の生産性の向上にもつながります。
――社員についてお聞かせください。どのような方が働いていますか?
森:現在のメンバー数は700名ほどいます。契約形態は様々で、社員や委託等、その方のご希望をお聞きしながら採用をしています。
男女比としては、女性87%・男性13%の割合です。女性が多い理由は、リモートワークは結婚や出産によるライフスタイルの変化に柔軟に対応できる働き方というのが考えられます。
地元に帰ってキャリアに合った仕事や働き方をしたい人や、通勤電車が苦手な人、自由な働き方をしたい人など背景は様々です。
納期や目標といった責任が伴うので、決して楽なものではないですが、自分の働きやすい環境で働けることを楽しく感じている方がほとんどです。
――特別なスキルがないと応募できないのでしょうか?
森:いまやリモートワークはエンジニアやデザイナー、ライターなど、特定の職種のものだけではありません。キャスターであればいろんなお仕事ができます。
個々のバックグラウンドにもよりますけれども、例えば普段食べログなどを見て、週末友達と行くお店を決めたりとかしているのであれば、会食の手配業務に生かすこともできます。また、きめ細かい日程調整などがお得意な方には、秘書業務の一つに、スケジュール調整などを依頼されることもあります。
全くWEBに触ったことがない場合はまた別ですが、特別なスキルがなくてもできる業務はあります。
――一つの秘書業務でも細かく細分化されているんですね。パソコンさえ使えればできることもありそうですね。
森:そうですね。可能性としてはあるかと思います。
――ありがとうございました!
リモートワークときくと、専門職であることや特別なスキルがないと難しいというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、「WEBさえ使えれば可能性はある」という一言は、これから検討する際の励みになりますね。
リモートワークでは、対面しないため業務の際はチャットツールを介してのコミュニケーションがほとんどだそう。次回は、キャスターならではのコミュニケーションの工夫について紹介します!
キャスタースクエア札幌 〒060-0001 北海道札幌市中央区北一条西3丁目3 ばらと北一条ビル9階 BIZ SHARE 札幌内
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