700名以上がリモートワークを行う、株式会社キャスターが2019年5月7日(火)に「キャスタースクエア札幌」を開設しました。リモートワークとは、パソコンさえあれば場所を問わず働くことができる、注目の働き方です。
リモートワークでのコミュニケーションは、チャットツールを使うことがほとんど。顔の見えないコミュニケーションに不安やトラブルはないのでしょうか? 今回は株式会社キャスターならではのコミュニケーション術や「オンライン部活」について伺いました!
インタビュアー・取材・撮影・構成:高橋アメリ 取材日: 2019年6月19日(水)
*先週公開した前編では、リモートワークや株式会社キャスターについて紹介しています。
全社的にリモートワークを取り入れている、株式会社キャスターが札幌進出!【前編】
顔の見えないコミュニケーションでの工夫
――業務の際、使用しているツールはどのようなものでしょうか。
森:Chatworkがメインですが、SlackやZOOMなど、利用するツールはチームや事業部により異なっています。また、CASTER BIZというサービスでは、クライアントが普段ご使用されているツールに合わせて対応しています。
――色々な会社とやり取りしていると、どこからともなく通知が来て大変そうですね。私なら発狂してしまいそうです(笑)
清水:重なると、たまに……(笑)
森:皆さん返すのが早いですね。打つのが早いので、一度に色々なことを対応しています。
――顔が見えないチャットでのコミュニケーションで、困った経験はないですか?
森:個人的にはないですね……思い出せないことがあれば前のチャットに遡れます。また、もしわからないことがあっても、気軽に聞けるんです。
清水:そうなんですよね。チャットがポンポン飛び交ってて、気軽に話せるという風土があります。私語NGという決まりもないので、気兼ねなくチャットします。
――私語NGじゃない!? 普通の会社ならあまりないですよね。
森:リモートワークの会社で業務以外のことをするな・話すなとなると、本当に孤独を感じてしまうと思うんです。分からないまま、質問もできずに業務を進めてしまうと変な方向に進んでしまって、ふたを開けてみたら求めているものとかけ離れたものが出来上がってしまったり……そういったことが起きてしまうリスクもあるので、気軽に話せる雰囲気作りをしています。
清水:むしろ「私語しようぜ」みたいな感じです。
――どんなに些細なことでもコミュニケーションをきちんとし、質問や意見交換も盛んなのですね。
森:あと、皆丁寧にコミュニケーション取っていて、お互いを尊重しているのがテキストですごくわかる気がします。
清水:そうですね。共感です!
森:長文で書けばいい、というものではなくて。短い文章の中でも思いやりのある人が多いです。
清水:いかに冷たく取られないかというのは、キャスターの中でも重要なスキルの一つかもしれないですね。自分も柔らかい表現ができるように常に意識していて、絵文字や記号を多用するようにしています。
――文字でのやり取りだと、自分の意図していたニュアンスが伝わらなかった……ということも起こりえると思うのですが、いかがでしょうか。
森:もちろん、お互いがきちんと理解しあえていないことも当然あります。ですが、少しでも「あれ?」と思い、直接話した方が良い場合は、ビデオ通話などを利用します。時間が合わない時はテキストベースになりますが、きちんと確認し合います。
――多少食い違いが起こっても、すぐに軌道修正できるような雰囲気なんですね。
森:前職ではちゃんと理解できないと、「私ってバカだな~」って思うこともあったんですけど、この会社に来てからそういったことがないんです。聞きやすいというか。
清水:そういう雰囲気はありますよね。
森:キャスターにはオンライン部活など、普段会わない分オンラインでうまくコミュニケ―ションを取れる機会を作ろうとよく考えています。そういった工夫がいいのではないかなと思います。
独自の取り組み!? キャスターのオンライン部活
――オンライン部活!? いったいどのようなものでしょうか。
森:社内部活のことで、全部で30部ほどあります。例えば、オンライン飲み会部や読書部、チョコミン党部(チョコミントについて話し合っている)や、ジャニーズ部(清水さんも所属し、唯一の男子部員)などがあります。
――清水さんは、ジャニーズの誰が好きなんですか?
清水:いや僕は、特定の誰かが好きというわけではなく、ジャニーズという文化が好きなんですよね。アイドルっていう文化も好きで。
――どのようなことをされているんですか?
清水:ひたすら誰かへの愛を語ってます(笑)。ライブの感想を言っている人もいらっしゃれば、歌番組の特番を見ながら語り合うときもあります。
――楽しそうですね! ビデオ通話で直接話し合うんですか?
清水:ビデオ通話をしながら、お酒や軽食片手に語り合うときもあれば、完全に友達とのLINE感覚で使っている人もいますね。
森:あとは、「主婦の晩御飯考案部」というのもあります。最近皆忙しいのか、チャットが静かですけど、「今日のご飯どうしよう……」とつぶやくと、「うちはカレーです!」など、アイディアをもらえるんですよね。
――いいなぁ! 私も晩御飯考案部入りたいです(笑)
森:夜ご飯の献立、なかなか思いつかないですよね。「このレシピ美味しかったよ!」とお勧めしあったりもします。
清水:入っているだけで価値のある部活ですね!
――どの部活も、オンラインで成り立つというのがすごいですね!
清水:そうですね。仕事での物理的接点がないので、こういう機会はありがたく、逆に大事にしたいと思えるんです。普通の会社だったら、プライベートまで一緒にいたくないと思うこともぶっちゃけあるじゃないですか。人に対してすごくポジティブになれる環境や風土になっている気がしますね。
森:自分が空いているときや好きな時に参加できるのがいいですよね。
リモートワークの良さとは
――最後に、インタビュー全体を通して伝えたいことはありますでしょうか?
森:まずは リモートワークという働き方があるということを知ってもらいたいですね。リモートワークを取り入れることによって、通勤時間がなくなり、介護や育児などの時間に少し余裕ができたり、働きながら家族との時間も大切にできるという働き方を実現できます。
自分自身のワークスタイルに合うようであれば、リモートワークを取り入れてもらう価値はすごくあると思います。
――確かにリモートワークはまだまだ知られていないかもしれません。逆に「特別なスキルがないし……」と尻込みしてしまうこともありそうですね。
清水:そうですね。実際に知人に「リモートワーク? なんか難しそうだねー。自分にはできないなー。」と言われたことがあります。
でも、「リモートワークだから特別なこと」ってあまりないと思っているんですよね。
確かに対面して話す機会は減ります。ですが、皆さんも日常的にLINEなどを使っていると思いますし、チャットでコミュニケーション取るのは当たり前になっていると思うんです。なので、難しく捉えないで欲しいですね。
――ありがとうございました!
前後編と2回に渡って、株式会社キャスターのインタビューをお送りしました。今回の内容は業務上、オンラインチャットを使う方は参考にしたいですね!
また、リモートワークや株式会社キャスターに興味を持った方は、bosyuから札幌支店の清水さんにコンタクトが取れるので活用してみて下さい!
キャスタースクエア札幌 〒060-0001 北海道札幌市中央区北一条西3丁目3 ばらと北一条ビル9階 BIZ SHARE 札幌内
前編はこちら
全社的にリモートワークを取り入れている、株式会社キャスターが札幌進出!【前編】
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