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「ろけなう」が切り開く、新しいネットとローカルの融合とは!?

松浦社長インタビュー
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「ろけなう」というアプリをご存知でしょうか?

「ろけなう」は有限会社たまが開発したナビゲーションアプリです。私たちキタゴエ取材班が先日、会社訪問記事として掲載した、「有限会社たまに行ってみた―元・自衛官が開発したナビゲーションアプリ「HUD ManiaX」がリニューアルリリース」の取材時、代表取締役社長の松浦伸也さんに「ろけなう」についても伺いました。

ろけなう App
カテゴリ: ナビゲーション
価格: 無料

リアルタイムのイベントがすぐわかるアプリ

まずはろけなう公式サイトより、ろけなうの紹介を引用します。

安く広告が出したい、リアルタイムでタイムセール告知したいなどの「広めたいヒト」と近所のお得情報を知りたい方や、イベント情報を逃したくない方などの「知りたいヒト」の様々な悩みや要望に応えられるアプリです。TAMA ろけなう

ろけなう 広めたいヒトと知りたいヒトを繋ぐアプリ
Twitterは今、何が起きているか、友達や有名人がどんな近況かを知ることができるサービスですが、ろけなうはタイムセールなどのリアルタイムのイベントがすぐわかるアプリです。

画面左は地図から、画面右はリストからイベントを探すことができます。

ろけなう地図から探す

ろけなうリストから探す

「ろけなう」はイベント告知をするユーザーと、イベントを知りたいユーザー、それぞれにメリットがあります。

「中小の小売店がネットで情報発信が簡単にできる環境を作りたい」

インターネットが現在のように普及する前、地域へのセール告知は折込チラシが主流でした。しかし、最近は新聞を取らない人が多くなっています。ネットが発展した現在、折込チラシでは新聞を取らない人にチラシをリーチできません。

松浦さんの説明によると、現在、折込チラシをネットで配信する「シュフー」というサービスがあります。

しかし、シュフーを利用するための費用は高く、ネット予算を十分に確保している店舗ではないと、シュフーを利用することは難しいようです。シュフーでは中小の小売店が手が届きません。

松浦さんは「中小の小売店がネットで情報発信が簡単にできる環境を作りたい」と意気込みます。「例えば、学校祭みたいなところが情報発信をしてもいい」

シュフーは審査が必要であるため、チラシを掲載するまでの期間がかかってしまいます。そこで「ろけなう」を使えば、今登録した情報がイベント情報として、ろけなうに即反映されます。

例えば、お店で突然の団体客のキャンセルがあったとします。これは小さい店にとってはかなり痛手で困ります。そこで本来、廃棄される食材を安い値段で提供したい。そのためにはタイムセールを1時間後に行いたい。「1時間後のタイムセールを告知するのはシュフーには無理ですが、ろけなうなら可能です」と松浦さんはろけなうにしかできないことを語ります。

いつでも、誰でも、参加することができます。
TAMA ろけなうより引用

画面右はイベント画面。画面右は新規入力画面。誰でもイベントを追加することが可能です。

ろけなう詳細

ろけなうイベント新規入力画面

情報の二次利用や再利用性をもっと活発にしたい

ネット上には存在するが、実際にはあまり使われていない情報が多いと松浦さんは問題意識を話します。公共自治体にあるデータにはPDFが多く、数値を取り出すことが難しい。

「例えば、家のほうに消防車が向かっているという状況があるとします。自分の家じゃないよね、というのが一応、気になりますよね。消防車の情報はWebサイトに掲載している。けど、Webサイトに載っているということ自体を知っている人が少ない。その情報を再利用できれば、もっと知られることができる。その情報をろけなうに載せることもしたい。情報の再利用がしたいんです

ろけなうのもう一つのテーマである情報の二次利用や再利用性から、ろけなうサービスの理想像を語っていただきます。

ろけなうは誰でもイベント情報を入力できて、すぐ反映できる。プログラマであれば誰でも二次利用できるようにしたい。たとえ、ろけなうが使われなくても、その情報を使って、災害情報サイトが二次利用してもいい

画面左は既存のイベントを編集する画面。誰でも編集が可能。ユーザーがもっと有益な情報を追加することもできる。画面右は詳細説明の編集

ろけなうイベント編集

ろけなうイベント詳細説明編集画面

「え、近所の店がこんな商品を売ってたの?」「こんなところに喫茶店があった」

現在地から近くのイベントをチェック!

現在地から近くのイベントをチェック!

ろけなうの最大の特徴は、現在地から近くのイベントをスグ探し出せること。デート中「次どこに行く?」と悩んだときや、旅先で時間が余った時にも活躍してくれます。もちろん、いつも通っている道でも、意外な情報に出会えるかもしれませんよ!TAMA ろけなう

続いてイベントを知りたいユーザーについてのメリットに話が移りました。

「ここに何年も住んでますけど、ほんの二丁離れたところの路地裏に、喫茶店があったのを最近発見したんですよ。え、こんなところに喫茶店があったというのをけっこう知らない。え、近所店がこんな商品を販売していたの?ということを知りたいんです」と松浦さんは最近のエピソードから、ろけなうのメリットを話します。

松浦さんが語られたように、以前は地域の人が地域の店を知る手段は新聞の折込チラシでした。しかし、新聞の購読数が減っている現在、新聞の折込チラシでリーチできる人数は徐々に減ってきています。町内会の情報共有が行われるような口コミ発生源である町内会の集まりも減っているでしょう。

地域の人が地域の店を知る機会はどんどん減っています。そのような現状の中、ろけなうは地域の人と、地域の店を繋げるサービスになるかもしれません。これはろけなうが切り開く、新しいネットとローカルの融合ではないでしょうか。

松浦さんは「小さい情報を活用できる環境を作りたい」と語りました。

ろけなう App
カテゴリ: ナビゲーション
価格: 無料

この記事を書いた人

赤沼俊幸
赤沼俊幸キタゴエ編集長
マーケティスト代表。札幌を中心にWebマーケティングコンサルティング・サポートを行っています。キタゴエでは北海道IT業界の最前線をお伝えします!
ASCII STARTUP 業界ポジトークでも月に一度の連載を行っています。
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