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株式会社Gear8がタイに進出した理由。Trippino HOKKAIDOを作った理由

Trippino HOKKAIDO看板
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株式会社Gear8の会社訪問記事第二弾! 本記事では株式会社Gear8がタイに進出した理由、Trippino HOKKAIDOを作った理由について、株式会社Gear8代表取締役水野晶仁さんに伺います。それではインタビューをどうぞ!

インタビュアー : 赤沼俊幸 構成:赤沼俊幸 撮影 : 赤沼俊幸 取材日 : 2015年5月21日

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目次

Gear8がタイに進出した理由

インタビューにこたえてくださる株式会社Gear8代表取締役水野社長

インタビューにこたえてくださる株式会社Gear8代表取締役水野晶仁さん

ーーGear8さんはチェンマイに新しいオフィスを作られました。世界にはさまざまな国がある中、なぜタイを選ばれたのでしょうか?

水野 : 元々、中国の上海と蘇州とは独立した当初、仕事をしていました。海外で仕事をしたいなと思い、最初は中国を考えたのですが、チャイナリスクもありますし、商習慣が違うこともあり、なかなか上手く進まないことがありました。

中国ではない別の国を考えていたところ、タイが浮かびました。まだこれから入っていける余地があり、面白そうな若い国で、ちょうどインターネットを使ったサービスや、観光、生活、文化のレベルがぴったりハマったのがタイでした。

インドネシアとかフィリピン、ミャンマーとかベトナムはまだ先。シンガポールや香港は行き過ぎ。ちょうどぴったり入ったのがタイでした。

ーー水野さん自身はよくタイに行かれるのでしょうか?

水野 : 1.5ヶ月〜隔月に一度ぐらいはタイに行っています。特に、Trippino HOKKAIDOの開発や、マーケティングとかUIチェック、タイの旅行博などのイベントや仕事があったりと、1週間から10日ぐらい空けちゃうので、私のかわりになってくれる人を育たてなくてはいけない、という課題もあります。

Trippino HOKKAIDOを作った理由

Trippino HOKKAIDO看板
ーータイに進出する中で、Trippino HOKKAIDOを作られたきっかけは何でしょうか?

水野 : 弊社はWebのディレクション会社です。商品やサービスがあるわけではなかったので、売るものを決めなければいけません。タイで活動している日系企業のWebの企画や設計、サイト制作の仕事はあるといえばあるのですが、国内の延長線にすぎなくて、言語の問題もあり、ハードルが高いのです。

価格の差もあります。例えば、日本で100万円以上で作っているサイトがタイだと30万ぐらいになるかもしれません。さらに為替のリスクもあります。

ですので、サービスをタイに持っていかなければならない、と考えました。「自社サービスを作ろう」と。できればアプリを作ろうと思いました。

タイ人はソーシャルメディアの使い方が上手なんです。2012年の調査では世界で一番Facebookのユーザーが多い都市はタイの首都バンコクだったようです。そのタイの中でも最も多いチェックイン回数の多い場所は東南アジア最大級の超大型デパート「サイアムパラゴン」で、次に多いのはタイの空の玄関口「スワンナプーム空港」です。

タイ人はチェックインや、セルフィー(自撮り)に積極的です。「自分を良く見せたい」「自慢したい」「いいところに行っている」「いいものを着ている」・・・などなど、とにかくソーシャルメディアを使って積極的に外へアピールしたいお国柄のようです。

ですので、タイ人は「北海道に旅行に行きました」ということを積極的にFacebookに投稿します。さらに北海道に来ないとゲットできないTrippino HOKKAIDOのステッカーを用意することによって、「北海道限定の特別なステッカーをつけて北海道旅行に行った写真をアップしたい!」という自慢度合いがアップするということを狙えないかと思っています。

Trippino Hokkaido

タイ国内からの北海道への直行便が一昨年に飛ぶようになり、今年はビザも緩和されました。去年、タイ航空が週2便だったのが、毎日往復になりました。今年、AirAsiaXが北海道に飛ぶ可能性があります。それが飛ぶことによって、また北海道への来道客数が伸びるのではないかと思っています。

北海道に観光する外国人が2013年調べでタイ人が5番目です。便が増えると、観光客数が増えます。おそらく、1位台湾40万人、2位にタイ20万人になることも現実的になのではないかと思っています。

今までは北海道に中国人や韓国人が北海道に来ているイメージがあると思います。今後増える台湾人とタイ人に母国語でサポートしてあげる何かがあると、北海道のロイヤリティや安心感が得られると思っています。北海道にもっとたくさん外国人が来て、おもしろくなれば嬉しいと思っています。

ーー札幌の街中で英語、中国語、韓国語は見ますが、タイ語はないですよね

水野 :ないですよね。タイ人は街中でタイ語があると感動するらしいですよ。世界の5人に1人は中国人じゃないですか。中国語があるのはわりと当たり前のようです。

例えば、スイスに行って日本語で「●●さん、こんにちは」とあったら嬉しいですよね(笑) その感覚が強いのがタイ人です。簡単にできるおもてなし、というのがあってもいいんじゃないのと思います。

「インフラを整える」という意味で我々で貢献できるのはデジタルデバイスだと思っています。「Trippino HOKKAIDOは北海道に来るタイ人に向けて面白い情報を提供しますよ」というのがアプリのコンセプトです。

Trippino Hokkaido App
カテゴリ: 旅行
価格: 無料

ーー競合はありますでしょうか?

水野 : 「タイと北海道を繋ぐアプリ」というのはおそらくないと思います。タイ語で北海道のことだけを紹介しているサイトはかなり数が限られます。タイ語で北海道を紹介しているガイドブックは、るるぶや地球の歩き方があります。こっちの「ことりっぷ」みたいなのがタイにあるかというと、そこまではまだなさそうです。

ーーTrippino HOKKAIDOはユーザー数を伸ばしている段階だと思いますが、すでにFacebookページのいいね!数はとても多いですよね

水野 : はい、1万以上あります。

どのようにユーザーの声を聞いているのか

ーーTrippino HOKKAIDOアプリは現在のところ、改良を加えているフェーズだと思いますが、どのようにユーザーの声を聞いているのでしょうか

水野 : タイ人の開発会社にお手伝いしてもらったり、そのメンバーの声を聞いています。意外なことに、Facebookで直接、「こういうふうに直したほうがいい」という一般のユーザーから声をいただくこともあります。「お花の写真だけじゃなくて、お花と◯◯の写真も一緒にお願いします」というように声をいただきます。

あとは開発している私たちが感受性を高く拾えることができるかどうか、ということも大事だと思います。ボタンの適度な大きさや読みやすいラベリングというのは日本と変わらないと思いますし、そのようなUI・UX設計や改善は弊社がベースとして行ってきた事業です。タイ語ですので不慣れな部分はありますが、タイ語で一番最初に作ったものとして、Trippino HOKKAIDOはよくできていると思います。

セカイメニュー社と提携

ーー先日、Trippino HOKKAIDOはセカイメニュー社と提携(※)いたしましたが、どのような経緯があったのでしょうか?

水野 : サッポロファクトリーのU-calaで開催した札幌のピッチ大会に出場したのがきっかけでした。先にセカイメニューさんがピッチされていたのですが、その後、Trippino HOKKAIDOのピッチでした。ピッチ後に聞いていた方が「セカイメニューさんと組むと、とてもいいと思います」という話をしてくださったんですよね。その話をきっかけとして、セカイメニューの方と直接話しまして、提携することになりました。

次回は

株式会社Gear8代表取締役水野晶仁さんにタイ進出と、Trippino HOKKAIDOをはじめた経緯についてお話を伺いました。次回はTrippino HOKKAIDOについてもっと詳しく伺います。次回更新をお待ちください!

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