AI TOKYO LABがAI HOKKAIDO LABを開設!北海道大学内にAI開発拠点。設立目的を聞いてみた!

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AI TOKYO LABがAI HOKKAIDO LABを開設!北海道大学内にAI開発拠点。設立目的を聞いてみた!

AI TOKYO LAB株式会社は、2017年10月3日(火)、北海道大学内にAI開発拠点「AI HOKKAIDO LAB」の設立を発表。同時に、土田安紘さんがAI HOKKAIDO LABの所長に就任したことを発表しました。

キタゴエでは本発表を受け、AI HOKKAIDO LABがある北大ビジネススプリングに訪問。詳しい話を聞いてきました!

インタビュアー・構成・撮影 : 赤沼俊幸

北大ビジネススプリング訪問

北大ビジネススプリング

北大ビジネススプリングの外観

北大ビジネススプリングは北海道大学構内、北21条西12丁目にあります。北18条駅からは北海道大学に入り、獣医学部から、さらに奥のエリアにあります。

AI TOKYO LAB株式会社、代表取締役社長の北出宗治さん、AI HOKKAIDO LABの所長の土田安紘さんにAI HOKKAIDO LABの設立について、詳しいお話をお伺いしました!

(写真左)AI HOKKAIDO LABの所長の土田安紘さん(写真右)AI TOKYO LAB株式会社、代表取締役社長の北出宗治さん

(写真左)AI HOKKAIDO LABの所長の土田安紘さん(写真右)AI TOKYO LAB株式会社、代表取締役社長の北出宗治さん

AI TOKYO LAB株式会社とは

ーーAI TOKYO LAB株式会社の設立の経緯について教えてください。

北出宗治さん(以下、北出) : 私自身、IT業界に約20年間、携わっています。最後のほうはコンサルティング業務を行っていたのですが、当時のお客様から「AIを取り入れたい」という依頼がありました。

AlphaGOが日本で広く話題になる少し前の時期です。当時、私はまだAIについてはよくわからず、同じIT業界の人たちに聞いてもよくわからない状態でした。そのうちに現サツドラホールディングスの富山社長の紹介で、北海道大学で長年AIの研究をされている川村教授と会う機会をいただけました。

川村教授は「ビジネスの世界にAIを実装するのは、大学だけでは難しい。アカデミックとビジネスのギャップは大きく大変だ」と言っていました。ただ、「AIの社会実装を加速し、日本の企業の効率化や生産性の向上に貢献したい。歯がゆい思いです」とも話していました。

その話を聞き、ビジネスとアカデミックのギャップがあるからこそ、繋げられる存在が求められるよねと意気投合し、川村教授と私が中心となってAI TOKYO LAB株式会社を2年前に作ったのが始まりでした。

ーー設立後はいかがでしたか?

北出 : コンサルティング業務で付き合いの長かったお客様の中で、人が作業しているカタログ校正業務にAIを導入すると、正確性が上がり、コスト削減という結果がでました。

その経験を元に、他社にも課題を聞いて、AIで解決できることを提案していくと、次々と「うちも導入したい」という声が多く集まるようになりました。幸運にもAIブームも起きて、どんどん導入が進みました。受託のAI案件の導入数はかなり多くなっています。

東京では他にもAIを扱っている会社は多数あります。ただ、他の会社は、AIのツールを作って、そのツールを提供する方向性でした。お客様の要望を聞いて、その要望や課題に沿った提案をするという受託型は少ないんです。

ただ、お客様の立場に立つと、特定のAIツールを決め打ちで使うのではなく、時にはA社のツールベース、時にはB社のプラットフォームベース、時にはスクラッチでの開発というように、お客様の立ち場に立って、AIを導入する求められていると感じておりまして、AIの受託開発を行っています。

AI HOKKAIDO LABとは・AI HOKKAIDO LABを作った目的

ーーこの度、AI HOKKAIDO LABを作った目的について教えてください。

北出 : AI TOKYO LAB株式会社は今年の6月1日からサツドラホールディングス株式会社に出資を受け、これを契機に、受託だけではなく、AI TOKYO LAB独自のAIソリューションを開発し、広く小売業界などへの販売に取り組んでいきます。

北海道には、北海道の土地の資産、サツドラの190店舗やエゾカの150万人の会員データ、購買データというリアルなデータがあります。それを活かし、北海道×サツドラ×AIで、本AIソリューションを実現します。それがAI HOKKAIDO LABを作った理由です。

AIを活用すれば、できることがいっぱいあるはずです。AIによる効率化ができれば、サツドラとしても嬉しいですし、その仕組みを外にも販売したい。いずれは日本全国やアジアにも持っていきたいというストーリーもあります。

AIについては、サツドラの店舗で実証実験を行います。サツドラが札幌にあるのも、AI HOKKAIDO LABを作った理由です。

あとは採用の目的もあります。現在は所長の土田と、他にアルバイトが10名います。アルバイトは北海道大学の博士課程や修士課程の学生です。今後はもっと増やしていきたいですね。

AI HOKKAIDO LAB所長、土田安紘さんとは

AI HOKKAIDO LAB所長、土田安紘さん

AI HOKKAIDO LAB所長、土田安紘さん

ーー土田さんのプロフィールをお伺いできればと思います。

土田安紘さん(以下、土田) : 北海道の生まれです。苫小牧から北にある早来町の出身です。市町村合併により、今は安平町といいます。苫小牧の高校を卒業後、北海道大学に編入して、修士課程まで出ています。川村教授とは同じ研究室で、同じ研究室の学生として人工知能の研究に励みました。

ニューラルネットワークを活用した人工知能に関する研究を行っていましたが、当時、計算機パワーが低すぎて、良い結果が出ませんでした。そういう経験もあり、私はニューラルネットワークのアルゴリズムではなく、計算機の環境をなんとかしたいと思っていまして、分散コンピューティングについて4年間、研究しました。

その後パナソニックに就職し、携帯電話向けのミドルウェアの開発を行いました。このころは、企業での人工知能に関するニーズが少なく、人工知能関連の業務には携われませんでした。約5年間ミドルウェアの開発に携わっていましたが、成熟してきたのもあり、パナソニックのR&D部門に合流し、家電向けプラットフォーム開発に携わりました。

その後会社は要素技術開発から事業開発へ、という気運となりました。このころ社内でシリコンバレーでの新規事業開発の募集がありまして、これに募集し渡米。4年半ほど、米国・日本市場向けのモバイルO2Oサービスの開発・ビジネス化を目指しました。

帰国後、川村教授と再会し、北出社長を紹介されました。そこで今回のお話を知り、パナソニックを出て挑戦してみたいと思い、AI TOKYO LABに入社、AI HOKKAIDO LAB所長になった、という経緯です。

インタビューに応える(写真左)AI TOKYO LAB株式会社、代表取締役社長の北出宗治さん(写真右)AI HOKKAIDO LABの所長の土田安紘さん

インタビューに応える(写真左)AI TOKYO LAB株式会社、代表取締役社長の北出宗治さん(写真右)AI HOKKAIDO LABの所長の土田安紘さん

サツドラでの実証実験とは

ーーサツドラでは、どのような AIの実証実験をされるのでしょうか?

土田 : ディープラーニングにより、非常に精度の高い画像認識が可能になりました。今まで店舗の中はアナログベースのビデオで撮影し、それを誰も見ることなく、捨ててしまうことが多かったと思います。

この映像を分析することで、店舗の中で起きたことをデジタル化し、分析が可能になります。これにより、店舗の問題点が見える化され、分析が可能になります。

このため、取り組みの一例としては、画像認識を使った店舗の見える化・業務効率改善・マーケティングへの活用があると考えています。

北出 : 業務の効率化もあります。今までパート・アルバイトの方がやっていた仕事を「これって自動的にできるんじゃないか」というのがあれば、AIを使って改善していくことも行いたいです。

土田 : 今まで人間が行っていた仕事をAI化したいと思います。一つずつAIソリューションを入れてみて、合うようでしたら、どんどんAI化を進めていきます。もちろん合わないものもあります。やってみなければわからない世界ですので、いろいろ作って試してみたいですね。

ダメなものはダメなもので、そこからの学びがあると思いますので、ダメなものからも学びを得たいですね。オフィスに閉じこもるのではなく、現場に出て、現場のデータを活用し、現場に喜ばれる、ビジネスになりうるAIの実装を目指したいですね。

インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

インタビューは和やかに行われました(写真左)AI TOKYO LAB株式会社、代表取締役社長の北出宗治さん(写真右)AI HOKKAIDO LABの所長の土田安紘さん

インタビューに応える(写真左)AI TOKYO LAB株式会社、代表取締役社長の北出宗治さん(写真右)AI HOKKAIDO LABの所長の土田安紘さん

取材しての感想

実はこのAI TOKYO LAB、以前、北海道のAIについてまとめるための情報収集時に知った会社でした(【まとめ】北海道のAI開発・サービス企業をまとめてみた!)。このまとめに載っていないように、当時は北海道に存在しない会社でした。

10月より、AI TOKYO LABの運営するAI HOKKAIDO LABが北海道のAI業界に加わります。おそらく今後も続々、AIのプレーヤーが登場するでしょう。AIは大変注目されている分野です。キタゴエにおいても、今後もAIを取り上げていきたいと考えています。

AIで北海道の働き方を変えていく! AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さんに聞いてみた!

2017年12月26日にAI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さんに聞いた新記事が公開!こちらもあわせてご覧ください!

AIで北海道の働き方を変えていく! AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さんに聞いてみた!

北大ビジネススプリング
札幌市北区北21条西12丁目2

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