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AIで北海道の働き方を変えていく! AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さんに聞いてみた!(PR)

インタビュー終わりのAI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん
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ますます話題になるAI。キタゴエとして気になるのは北海道でのAI事情について。そこで先日お話を聞いたAI TOKYO LAB株式会社の北海道拠点、AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さんに札幌のIT事情と、AI HOKKAIDO LABが考えるAIの活用についてのお話を伺ってきました。

ちなみにキタゴエでは、AI HOKKAIDO LABを開設時に、インタビューを行っております。開設の理由が気になる方は以下の記事も合わせてご覧ください。

AI TOKYO LABがAI HOKKAIDO LABを開設!北海道大学内にAI開発拠点。設立目的を聞いてみた!

インタビュアー・構成 : 赤沼俊幸 撮影 : 中村真紀 取材日 : 2017年11月29日

目次

札幌のIT業界を盛り上げるためにAI人材を育てる

 インタビューに応えるAI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん

インタビューに応えるAI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん

インタビュアー(以下、――):札幌のIT産業は近くのオフショアという意味で使われるニアショアが盛んと言われていますが、ニアショア特有の限界を感じている方も多いと思います。そのような札幌のIT業界について、どのような現状認識を持っていますでしょうか。

土田安紘さん(以下、土田) : 私が大学を卒業する2001年頃、研究により培ったAI技術を活かせる働き場所が北海道にはありませんでした。私自身、北海道は非常に好きという気持ちはあったのですが、道外に就職せざるを得ませんでした。

大学卒業から17年。AI HOKKAIDO LABの立ち上げにあたり、今の札幌IT産業の状況を関係者に聞きました。私なりに分析しますと、実は当時よりも非常に深刻と感じています。

「ニアショア」というと聞こえはいいかもしれませんが、結局は孫請け、3次請けです。私が北海道にいた頃、当時はサッポロバレーという言い方で、ゲームやソフトウェアを作り、ITで札幌を盛り上げていく動きがありました。同じ大学の中にも関わっているメンバーがいて、盛り上がりを感じていました。

しかし、今の札幌IT業界の話を聞くと、誰でもできてしまうソフトウェア開発を孫請け、3次請けで請けていることが非常に多い。ソフトウェア開発を札幌で行っていると言えば聞こえはいいかもしれませんが、結局のところオフショアでベトナムを使っているのと、あまり変わらないのではないでしょうか。

――ではAI HOKKAIDO LABとして、札幌のIT業界をどう盛り上げていきたいと考えていますか?

土田 : 誰でもできる開発は海外でもできます。そうすると仕事の価格も低くなる。札幌をITで盛り上げていくためには、今の日本全体、もしくは世界が求めている技術開発を札幌で行っていく形を作っていくしかない。

AI HOKKAIDO LABが着目しているのはAIという技術です。AIは、今まさに世界で盛り上がり、シリコンバレーでは驚くほど高い金額でエンジニアの引き抜き合戦が起きています。今の札幌にとって、AI人材を育てるのがよいと考えています。

AI人材になるには?AI HOKKAIDO LABの取り組み

AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん(左)

――どうすればAI人材になれますか?

土田 : まずは「そもそもAIって何?」に対する基礎的な理解が大事です。私が学校を卒業した頃はまさにITバブルと言われていた時代、「ITがあらゆる産業変えていく」「ITがすべての生産性を向上させる」とITが魔法のように言われていました。

しかしそれに対して、アナログに慣れ親しんだ年配の方は「なんだかよくわからないけれども、ITによって、今までの仕事現場が一新する。今まであった仕事はどんどんなくなる。そうすると、今の自分の仕事どうなるんだろう」という漠然とした危機からのITに対しての嫌悪がありました。過去のITの状況は今のAIによく似ています。

今になって振り返ってみるとITは魔法ではないことがわかります。今は誰でもパソコン、携帯電話、タブレットを使いこないし、ITをツールとして業務や生活で活用しています。AIも実はまったく同じです。どういうものなのかわからず、いたずらにAIの期待を高めてしまったり、非常に難しいと敬遠してしまっています。

まずはAIについての正しい理解が大事。そのためにAI TOKYO LABとして行っているのが「AI人材育成講座」(リンク)です。本講座では「そもそもAIって何?」に対する正しい理解から始まります。

「AI人材育成講座」では経営者層、プロジェクトマネージャー、エンジニアなどの方々が、今後、AIを活用したビジネスを主導していくための必要な知識、テクニックを体系立てて学ぶことができます。

AIについては、インターネットにある玉石混交の情報を自分で集め、勉強するのは大変です。本研修プログラムは私たち、AIの専門家が進めていますので、このようなプログラムを受講することで、ご自身での独学よりAIを効率的に学べると考えています。

ーー実際に「AI人材育成講座」を受講した方はもういますか? 

土田 : はい。受講者からは好評な声をいただいています。フリーランスの個人受講から大企業の団体受講まで、職種や年齢、キャリアを問わず、幅広い方が様々な講座を受講しています。大企業の場合ですと、1社で200名近くが受講されたりしています。すでに500名程度の受講予約があり、今後も加速度的に受講者が増えていく予定です。同時に受講者からの声を聞きながらも、本講座をもっと良くなるように体系整理しています。

ーー開催場所は東京が多いですか?

土田 : 現在のところ、ほとんど東京です。ただ、札幌在住の方にも学びやすくなるプログラムを作っていこうと、今まさに札幌市さんとお話をしています。札幌で開催する講座でも、漠然とした「AIって何?」に対する理解や、その後、さらに深くAIを学ぶことにつながる講座になる予定です。

ーーそれは楽しみです! いつ頃から開始する予定でしょうか?

土田 : 2018年4月からの本格展開を目指しています。

AIが人間の仕事を奪うのか?

 AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん(左向き)

ーー「AIが明るい未来を作る」という話題の一方、「数十年後には◯◯の仕事がなくなっていく」「AIに自分の仕事が奪われる」という話題もあります。そのようなAIの捉え方についてはどのように思いますか?

土田 : そもそも技術はどう使うか次第です。あるソフトウェアが多くの人を救うことがあれば、あるソフトウェアは戦争に使われることもあるでしょう。

当然、AIも使い方によっては人間にとって有益な技術になりますし、ある使い方によっては怖い技術にもなり得ます。とくにAIは、今までのソフトウェアよりもさらに一歩進んだ人間に近づく技術ですので、想定以上に怖れてしまうのは理解できます。

今まで人間しかできなかった視覚や、聴覚、推論がAIで可能になってしまうと、人間が行っていたことがAIに置き換わっていくことになるでしょう。

職業を奪われることは実際すでに起きています。例えば銀行で投資担当仕事がAIに奪われるニュースがありました。

※参考 人工知能による自動化が進むゴールドマン・サックス、人間のトレーダーは600人から2人へ – GIGAZINE

人間は自分が獲得可能なデータ、過去の経験にもとづいて将来を推測し、利益の創出を目指します。しかし、ディープラーニングによって生み出されたAIに人間が敵わなくなってきています。AIはディープラーニング等の技術により、過去のあらゆる取引や金融的な価値の動き、気象、そしてまったく関係なさそうな膨大なデータの海から関係性を見つけ出し、関係性にもとづいて、将来を推論する。こうした処理はAIの得意分野なんですよね。

さらに、AIは1回作ってしまうと、人的コストがかからなく、ほぼタダで動いてくれる。そうなると、職業が奪われるのは仕方がない。ITバブル後からITの役割が増えたように、AIが入ってくることによって、AIに行わせたほうがいい仕事も出てきます。AIに向いている仕事をしている方々は、その職を離れざるをえない状況になっていきます。ただ、これは考え方次第だと思っています。

その人個人の仕事は奪われますが、もっと広い視点で考えることが大切です。例えば地域や日本、会社の観点で考えると、AI導入によって少なくとも生産性は上がります。生産性が上がると、その会社は儲かる。会社が儲かると、国が儲かる。要は国のGDPや国の富は上がるわけですよね。

生産性が上がってくれば、例えばベーシックインカム的な形での生活の保証が可能になるかもしれません。人間がやらなくて良かった仕事は、人間が労働をして時間を費やす必要がなくなります。

つまり、AI導入によって、その人が本当にしたかった仕事ができるようになる。人間にしか成せない創造性が必要な仕事はいっぱいあるんですよね。そういった人間にしか成せない仕事に時間をかけて、自分が本当に幸せになるためのアクションを、AIによって作り出された時間で行っていくべきだと思っています。

そのように考えられれば、AIがある世界は悪い世界ではありません。今の常識で「職業が奪われたらどうしよう」と考えてしまいますが、AIの時代はそうではありません。私は心配する必要がないと思っています。

人間をサポートするAI?「人間が本当にやりたかったことを実現するためにAIが助けてくれる」

AI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん(左向き)

ーー逆に、AIが生み出す新しい仕事があるということですか?

土田 : AIが人間をサポートし、人間の能力だけでは成し得なかったことを逆に職業として生み出すことができるでしょう。人間がクリエイティブな仕事をするときに、AIはサポートの力を発揮します。

例えば、音楽。頭の中でメロディが浮かんで、鼻歌を思わず歌っちゃうことがあると思います。でもそれだけでは曲は作れないですよね。でも、考えてみてください。もしかすると本来の私たちには歌を作り出す能力があるかもしれません。ただ、音楽を学んでない方は鼻歌を譜面に起こしたり、楽器を演奏することができなかっただけかもしれません。

AIに対して「こんな感じのメロディーなんだよね」と鼻歌をインプットすると「こんなのはどうでしょうか?」とAIから曲が出てくる。その曲が名曲になるかもしれない。そういう時代になると、誰しもがいろいろなものを創造する可能性は秘めていると思います。

人間が創作的なところに時間を使ったり、人間が人間らしく生きるためにAIがサポートし、人間が本当にやりたかったことを実現するためにAIが助けてくれる。

私たちは、人間が生き生きと生活をし、人間を手助けし、人間が持っている力を最大限に発揮できる環境を作っていくためのAI作りを目指していきます。

人がより幸せに生きていくためのAI?

真剣に語るAI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん

ーー人間を手助けするAI。それはサツドラにつながる部分はありますか?

土田 : AIが入ってくることによって、小売業界はもしかしたら破壊される業態と言われています。なぜかというと、小売を単に消費者に対してモノを引き渡すだけの業態と考えてしまうと、今、Amazonが一生懸命やろうとしていることに勝てない。

究極的な話をします。例えば今、私がお昼におにぎりを食べたいと思うとしますよね。「おにぎりを食べたい」という私の考えをAmazonはしっかりと推測をしていて、その推測に基いて、米をどれだけ作るか、のりをどれくらい取ってくるか、いうところまで考えて、全部原料まで落とし込む。これはロス0の最高に効率のいいサプライチェーンマネジメントです。Amazonはここまでいけるかどうかというのを一生懸命やっているはず。

その方向を突き詰めていく小売のAI化はあると思います。ただ、サツドラが目指しているのは、地域に根付き、地域の人たちが、サツドラという場を通じて健康で、幸せになっていくことです。

サツドラは、人がより幸せに生きていくために、より健康に生きていくための手段としてAIとは何ぞやという方向で考えています。AI TOKYO LABはサツドラホールディングスのグループ会社として、人がより幸せに生きていくためのAIというアプローチを取っていきたいなと思っています。それが私たちがの目指している次のAIの小売です。

ーー「人がより幸せに生きていくためのAI」について具体的に教えてください。

土田 : これはまだ実施するかわかりませんが、ひとつの例として聞いてください。

例えばドラッグストアには薬剤師がいます。薬剤師は薬の専門家で、薬のコンサルがメイン業務です。薬剤師の能力を最大限に発揮する仕事は何なのかと考えると、薬のコンサルでお客様をサポートし、健康に導いていくことです。

しかし、お店が忙しいなどいろいろな事情の中で、薬剤師の方もレジ打ちに長い時間を取られることがあるようです。また、来店されたお客様すべての情報を事前に把握をしてコンサルすることも難しい。お客様が抱えている課題を上手く汲み取ることができずに、思うようなコンサルができないこともあります。

そういう悩みをAIによって解決したい。例えば店舗で働いているスタッフたちの働きを上手くコントロールして、薬剤師が本質的な働きをできる時間を増やしたり、お客様のサツドラでの過去の購買情報や、以前服用していた薬の情報から分析して、お客様に提案すべき薬の情報を薬剤師に適切に提供するようAIによるサポートを行いたい。AIが薬剤師のサポートを行えば、薬剤師によるコンサルの精度も上がります。

お客様の相手をAIを行うのではなく、コンサル自体はやはり人間がやるべきです。人と人が話すのは重要な行為です。その本質的な部分を残し、薬剤師が生き生きと働きがいを持って働いた結果、お客様にも喜んでいただけると思います。そのためのAIです。

ーー本質にフォーカスして「本当にやりたかったことをやってもらうためのAI」ということですよね。

土田 : 人が大事ですね。サツドラという場の中で人間がやりたいこと、やってもらいたいこと、これをAIで実現していきたいと考えています。

北海道らしいAIとは?人間をサポートするAIを突き詰める

インタビュワーとAI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん

ーーAI HOKKAIDO LABを北海道に設立した理由のひとつとして、サツドラとの連携があります。その他に、北海道らしいAIというものはありますか?

土田 : 以前に農業をしていましたが、今はもう農業を離れて会社員になった私の友達がいます。話を聞くと、農業が好きだが、ビジネスとして続けていく大変さの中で、農業をやめる選択肢を選ばざるを得なかったようでした。

AIをツールとして使い、農業をビジネスとして軌道に乗せていける方法があると私は考えています。私の知り合いで、東大を卒業した若い夫婦が北海道で農業をしているのですが、その方に聞いた話がヒントとしてあります。その方いわく、一般的な会社経営の感覚を持って農業をすると、儲けることは容易いようです。

ずっと農業を行っている方は、残念ながら一般の会社での経営感覚とは少し違うようです。今までの勘にもとづいて……例えば、去年が上手くいったからという理由で、農薬を同じ量を発注してしまったり、去年と同じタイミングで収穫をする、という勘に基づいた決定が多いようです。

例えば収穫時期にしても、農薬を買うにしても、費用対効果をきちんと考える経営感覚を入れる。それだけで随分と農業の経営が変わってくる。問題はそれぞれの農家の方が持っている農地がどれくらいか、どれだけの従業員がいるか、何を育てているか、という具体的なリソースですよね。これらはバラバラですが、いろいろな農家がAIでつながると、情報共有が可能になる。例えば「あなたの農地規模だと、このくらいの農薬がいいよ」というサポートがAIによって、提供可能なはずです。

先ほどサツドラの薬剤師の例と一緒です。一般の経営感覚で農業をするために、難しい勉強をしなくても、ノウハウを提供できるAIをファーストステップとして考えています。それだけでもかなり変わってくるはず。

農業を辞めてしまった彼は、経営をしたくて農業をしているのではなく、農業の作物を作ることに喜びを感じている方でした。彼をAIがサポートできたら、彼は農業を続けていけたかもしれません。AIが向かっていくべき方向は、その方が本当にしたいことに注力するために、それ以外のをAIがサポートしていく。人間をサポートするAIについて突き詰めていきたい。

もちろん、分析が好きな農家の方は、今まで買った農薬について、どれだけ効いたかというデータを元に分析すると、もしかしたらご自分で大きく経営改善できる可能性もあります。これも人間をサポートするAIです。

それらが上手く行った後に、農場全体を航空写真で撮ったり、効率的なトラックな動かし方など、レベルの高い農業に発展させていけばいい。そこまでできると、農家独自の技術ではなく、外に販売可能な世界と戦っていけるような技術、AIツールになっていきます。そういったところを目指しています。

まずは農家の方に「これはいいね」「ありがたい」と思ってもらえるところからスタートし、段階的に世界で戦っていけるようなAIを一緒に作っていきたい。北海道の農業や漁業とうまくコンビを組むとできると考えています。

北海道大学の学生でチームを作り、AIの要素技術を開発しています

ーー現在、AI HOKKAIDO LABにはアルバイトの北海道大学の学生が13名います。学生とはどのような事業に取り組まれていますか?

土田 : サツドラという場を使って、将来のAIを作ります。そのためにはいろいろな要素技術が必要になってきます。この要素技術を開発するために、北海道大学の学生でチームを作り、各チームにそれぞれの要素技術を開発するミッションを与えています。

ーー要素技術とはなんでしょうか?

土田 : 例えば、この500円から3,000円くらいで買えるパソコンみたいなRaspberry Pi(ラズベリーパイ)にインテルのニューラルコンピュートスティックと、カメラを付けます。

Raspberry Piとカメラ(写真上)と、ニューラルコンピュートスティック(写真真ん中)

Raspberry Piとカメラ(写真上)と、ニューラルコンピュートスティック(写真真ん中)

このRaspberry Piとニューラルコンピュートスティック、カメラだけで先ほどお話したディープラーニングを使った認識ができます。

人を判別する画像認識。この瞬間はPerson0.35と表示

人を判別する画像認識。この瞬間はPerson0.35と表示

土田 : Personと出てきて、正しく人だと認識しています。数字の0.35というのは確からしさですね。昔の画像認識だと、少し横を向いたり何かに隠れてしまうと、途端に人としての検出ができなかったのですが、この技術では後ろを向こうが少し離れようが、一部が隠れていようが、ちゃんと検出します。例えばこういうものを使って、店舗をデータ化するという要素技術を作っていきます。

ーー店舗をデータ化するというのは?

土田 : 例えば、「従業員がどういう行動を取っているか」「店内で陳列品がどういう状況になっているのか」「お客様がどういう行動をしているか」という小売の現場で起きていることをデータ化します。小売の現場がデータ化できれば、ディープラーニングによって、さまざまなデータの中から、関連性を見つけ出し、将来に使えるような提言や推測を行えます。

お店の中をデータ化する要素技術を作ることによって、お店のリアルなイベントがすべてデータになります。そのデータを使って、今度は何をする、次は何をするという積み上げでアプリケーションができます。要素技術と言っているのはそういうことですね。積み上げていくうえでの一個一個のブロックです。

ーー要素技術はどのように開発するのでしょうか。

土田 : このような要素技術を北海道大学の学生でチームを組み、開発しています。ゆくゆくは学生から、ビジネスになる技術が出てきてくれたら嬉しい。AI HOKKAIDO LAB出身の学生がベンチャー起業してくれるなら、私たちとしても積極的に応援していきたいですね。

学生には「こういうことがやりたい」という方向性と多少の「どうやるか」を示しますが、具体的に何をどのように実現するかは、学生たち自身で考えてもらうようにしています。単に手を動かして行う作業ではなく、彼らの想像力を活かし、彼らが生き生きと仕事ができる興味範囲の中で、新しい技術を生み出して欲しい。

その技術がサツドラという場を使って、効果をもたらせば、ビジネスになる技術になります。そういう流れを作っていきたいですね。ここから人が育っていき、ビジネスが作れる。そうなっていけば、札幌を盛り上げていくビジネスがこの場所から生まれていく。そういう展開になると、かなり面白いですよね。

AIによる最先端の仕事ができる北海道作り

 インタビュー終わりのAI HOKKAIDO LAB所長の土田安紘さん

ーー冒頭でのお話のように北海道でのITで働くのが難しいという現状の中、それでも北海道のITで働きたい学生の方、いつかは北海道に戻りたい方へのメッセージをお願いします。

土田 : AIというツールを使って、次世代農業、次世代小売というものを作り出し、エンジニアの方だけではなく、さまざまな方々も、北海道で世界最先端の働き方ができるようになります。私たち、AI HOKKAIDO LABがAIという切り口で、北海道でも最先端の仕事で働ける世界を作りたいと考えています。

AIによって、最先端の仕事ができる北海道を作りたいという志を持っている方を強く募集しております(リンク)。ぜひ、そういう世界を一緒に作りましょう。

ーーありがとうございました。

AI HOKKAIDO LAB(北大ビジネススプリング内)
札幌市北区北21条西12丁目2

札幌市北区北21条西12丁目2

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