「つながる」をすべてのひとに-株式会社ネクステック

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「つながる」をすべてのひとに-株式会社ネクステック

キタゴエITカレンダーにご協賛いただいた、株式会社ネクステックにお邪魔しました!

 

賞状

賞状

様々な賞状が掲示されています

 

株式会社ネクステック 〒060-0807 北海道札幌市北区北7条西5丁目8-1 北7条ヨシヤビル8F

〒060-0807 北海道札幌市北区北7条西5丁目8-1
 

 インタビュアー・取材/中村真紀・高橋アメリ 撮影・構成:高橋アメリ 取材日: 2019年11月25日(月)

 

会社について

ネクステック 大石社長

代表取締役社長・大石さんにお話しを伺いました。

※以下敬称略

――本日はよろしくお願いします! 御社について教えてください。

(大石)よろしくお願いします。弊社は1997年の11月に起業しました。今年で23年目に入ります。

主業としてはソフトウェア開発ですが、通信用のソフトウェアを書いています。

――通信用のソフトウェアとは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

(大石)ルーターの中に入っているソフトウェアです。なので、触ることができないんですよね。私たちも見たことはありません(笑)

直接的にお話しした方がいいと思うんですけど、通信制御って必要なんですよね。黙って誰かと誰かが繋がっているわけではなくて、やっぱり間には制御が必要で。

例えば、1985年より前の電話。番号を入れて発信すると、その番号の端末がどの番号のものかを探して、そこと繋ぐという機械(交換機)があったんですね。その交換機にもソフトウェアがあって。

私は交換機のソフトウェアは書いたことはないですが、そういった交換機代わりになるものがご自宅のルーターですね。

その先に、プロバイダや通信事業者、回線事業者の機械があります。それらもルーターでつながっていますが、その中にももちろんソフトウェアが入っていて、集中管理している交換機よりも、複雑な自律分散システムで動いている。そのソフトウェアを書いています。

ただ、皆さんから見てもそんなに縁遠いものではなくて。例えば、IoTにもスマホのカメラや、リモコンを集約するスマートスピーカーなど、そういったものにだってルーター機能、制御機能は含まれています。それらのソフトウェアも範疇には入ります。

 

――具体的な製品は何かありますか?

ポジモ

 (大石)代表的なものとしては、電源不要の無線LANアクセスポイント「ポジモ(poggimo)」を開発しました。

電源がない場所に、ネットワークを!」というのがコンセプトで、今まで情報基盤を整備できなかった電源の無い場所にも、使いたい時に利用者が電源不要で簡単に設置できる、アクセスポイント機能と中継機能を併せ持った電源不要の通信インフラです。

ポジモと大石社長

うちの会社の創業メンバーは、「繋ぐ」、特に「繋がってないところを繋ぐ」っていうのが好きですね。

ポジモ

導入事例ですが、今年は国際的なスポーツイベント会場で、臨時のWi-Fi施設として採用されました。観光客向けではなくファンブースで、イベントコンテンツを盛り上げるためのネットワークとして使われました。

現在はそういった小回りのきく通信インフラ需要の引き上げが市場で広がりつつあります。

 NT4ov6ツールキット

(大石)「ポジモ」も主力装置ですけど、NT4ov6ツールキットというソフトウェアもあります。こちらを使っていただくと、次世代インターネットへの対応が可能になります。

 

JANOG45ミーティングについて

 ネクステック 大石社長

株式会社ネクステックは、2020年1月22日(水)から24日(金)まで開催される、JANOG45ミーティングのホストを北海道総合通信網株式会社と共同でされています。

――JANOGについて教えてください。

(大石)JANOGとは、最後の文字「NOG」がネットワークオペレーターグループを意味しています。いつも24時間365日サーバーやルーターの様子を見ている方の集まりのことです。

発足の理念的には、もともと従来は国有1社だった通信業が、通信の自由化で3社になり、そのあとプロバイダという業態が現れて大変な数になりました。

プロバイダの相互接続はトラブルがあるので、それらを失くすための技術情報の交換や調整をするために発足しました。

――JANOGミーテイングとは、どのようなイベントなのでしょうか。

(大石)同じ立ち位置にいる人との価値観を共有したいという想いから、登壇者の発表を聴講するだけでなく、来場者全員が主役として議論に参加することを重視しています。

――今回ホストをされるのは初めてですか。

(大石)2003年に開催されたJANOG12ミーティングのときに、一度やっています。当時は私どもの名義ではなく、exaProjectという任意団体の名前でホストしました。

――なぜ17年ぶりにやろうと思ったのでしょうか。

(大石)私たちはソフトウェア開発やプログラム開発、オペレーションスキルだけを頼りにし、起業して23年が経ちました。再度通信業界での立ち位置を確認したいと思っています。

また、北海道には百何十社もプロバイダがありましたが、JANOG12ミーティングの頃と比べると、今ではそれが一桁になってしまっています。

ここで、全国のJANOGerの皆さんや地元の皆さんとご縁をつなぎ、この「繋ぐ」という仕事の楽しさとの「接点」を共有したい。

個人的には、私自身が経営者としていられるのも、やってきた年数よりは短くなるだろうというところにきています。そういった意味でも、この会社や業界に残せるものを考えていきたいと思っています。

 詳しいイベント内容・お申込みはこちら

 

DNS温泉について

また、JANOG45ミーティングの次の日からは、DNS温泉というイベントが開催されます。

インターネットの安定運用には欠かせない、DNS運用について基礎の基礎から学んでいくセミナーです。(定山渓温泉で開催されます!)

日時: 2020年1月25日(土)~26日(日)

 詳しいイベント内容・お申し込みはこちら 

 


「余すところなく『つながる』をすべてのひとに」という理念のもと、企業という枠を超え、業界としての活動も精力的に行われている、株式会社ネクステックのインタビューをお送りしました。

ありがとうございました!

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合同会社EVOLbyAmeri代表。こちらではコワーキングスペースの取材やITイベントを担当。他の媒体では観光系や女性向けライフスタイルなどで執筆しています。

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