株式会社インターパークに行ってみた – 北海道発のマーケティングオートメーション開発会社

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株式会社インターパークに行ってみた – 北海道発のマーケティングオートメーション開発会社

本日の訪問先は株式会社インターパークさん!今世界中で注目されているマーケティングオートメーション分野で自社プロダクトを開発している札幌の会社です。

  • 早速行ってみよう!
  • 設立とこれまでの経緯
  • マーケティングオートメーションとは
  • 自社プロダクト「サスケ」シリーズ
  • 競合比較と、強みを活かした戦略

早速行ってみよう!

インターパークさんは大通公園沿いの南大通りビルにあります。
インターパーク 南大通りビル

早速中に入ってみます。
インターパーク 廊下

入り口を抜けてお邪魔します!
IMG_1040

設立とこれまでの経緯

ご対応してくださったのは、インターパーク代表の舩越さんです。本日は宜しくお願いします。
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早速ですが、インターパークさんの設立やこれまでの経緯についてお聞きしたいのですが、最近合併されましたよね。その点も含めて教えていただけますか。

私は元々株式会社ちえぶくろという法人の代表をしておりました。2001年からやっていてWEB制作やシステム開発をしていました。それとは別に創業当時から別会社でパートナーだった現副社長の須田という者がインターパークというシステム開発会社をやっていまして、お互いに受発注し合う関係で色々と共同事業も行っておりました。創業から同じオフィスをシェアしていたこともあり、ほとんど同じ会社のような関係で業務提携等も含め仲良くやってきて、ついに今年は会社を合併するに至りました。

この合併でちえぶくろとインターパークを合併したのですが、その後ブランディングや今後の事業展開を考えた時に、株式会社インターパークサスケブランド首都圏での営業展開の強化をしていくために合併と同時にちえぶくろは名称変更し、インターパークは代表者を交代して1つの会社になりました。

なるほど。。それは非常にややこしいですね。しかしそれは同時にちえぶくろというブランドを捨てるデメリットもあったのではないですか?

もちろんそれはあります。特に北海道ではちえぶくろのほうがブランド力があるので、道内の営業や人材確保、新卒採用活動等ではデメリットがないとはいえません。ただ、ちえぶくろは15年の歴史があるので、名称が変わってもお客様への安心、信頼、丁寧なサービスの姿勢は変わらないと考えており、今回は首都圏で常に新規営業を中心とする自社プロダクトの拡販のための戦力強化をしていかなければならないという方針から株式会社インターパークとして進むことを決断しました。

それは自社のマーケティングプロダクトのサスケシリーズですね。

マーケティングオートメーションとは

マーケティングオートメーションは、文字通りマーケティングを自動化するための仕組みです。主にWebマーケティングを指していますが、BtoBのIT領域では世界的に注目されており大盛り上がりの分野です。IBM、Adobe、Salesforce、Oracle、SAPなどの巨人達が1000億円単位の巨額買収を連発して大規模な投資をしています。

マーケティングオートメーションまとめ

Sliverpopまでもが買収されてしまう、マーケティングオートメーション業界のまとめ

市場としても今後大きな成長が見込まれています。

市場規模としても、2009年には100億規模でしたが、2014年には1200億円規模にまでなり、会社数も2011年には100社程度だったのが2014年には900社にまで成長をしたと言われています。

マーケティングオートメーション 市場規模

マーケティングオートメーションが普及している背景には、消費者行動の多様化と顧客管理技術の発達という観点があります。ソーシャルやモバイルが普及し顧客接点が複雑化することでマーケティング活動の最適化やROIの追求が非常に困難になってきた一方で、CRMやSFAツールが発達しながらもマーケティング分野のデジタルな追従が抜け落ちていたため、非常にニーズが高まってきています。

自社プロダクト「サスケ」シリーズ

クラウドサービス サスケシリーズ

サスケシリーズのプロダクトを使うと様々なマーケティング活動の効率化ができますよね。特に強みとしているのはどのような分野でしょうか。

製品として1番売れているのはリード職人です。リードとは見込み客の事で、実際に商談や取引を行う前のお客様を管理する機能になります。例えばテレアポをしたりイベントで名刺交換をしたり、そういうライトな接点で深くコミュニケーションがとれていない顧客を自社の商談に繋げるように管理・育成していくプロダクトになります。

リード管理

サスケシリーズは現在700社ほどのお客様がいらっしゃいます。完全クラウド型でブラウザだけで利用ができる点も特徴です。

競合比較と、強みを活かした戦略

マーケティングオートメーションの分野は、業界の巨人達がひしめく強烈な市場だと思いますがその中でサスケシリーズはどのような戦略をとっているのですか?

一言でいうと彼らと正面衝突しないニッチ市場で戦っています。OracleのEloquaとかマルケトとかは月額何十万もしてかなり高額な製品です。導入支援やコンサルも入ると普通に何千万円コースになってしまう。これでは利用者は大手企業に限られてしまいます。

我々はもう少し小規模なソリューションを提供しています。年間マーケティング予算が数百万というお客様もたくさんいらっしゃいますので、その方々をターゲットにして月額数万円からご利用頂けるようなプロダクトを提供しています。

インターパーク船越さん2

なるほど、ニッチ戦略で中堅中小向けソリューションなのですね。

はい。そうはいってもまだまだ手探り状態で、今後のこの領域には多数プレイヤーも増えてくることが予想されます。周囲の動向を見ながら自分達なりの強みを発揮できる領域で勝負していくつもりです。

例えば我々の強みとして、データのマージ機能があります。見込み客データの名寄せをする際に、やはり日本独特のニーズがありますので、そこは国産プロダクトとして作り込んでおり非常に好評頂いています。グローバル製品との戦いとなると、このような国内企業のきめ細かい要望に応えることが差別化に繋がります。

また、我々の目標として、何でも良いからまずは1位になろうと考えています。分野がどこになるか、時期もいつになるかわかりませんが、我々の全力で最短距離で自分達自身と向き合って1位をとりにいきます。ニッチでも狭くてマニアックな分野でも良いのでその1位の実績を作って、更に次のステージに進んでいきたいと考えています。

サスケシリーズ2

なるほど、インタビューありがとうございました!

北海道発のマーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションの分野は業界の最注目株です。今までBtoBシステムの世界は会計などの基幹システム、CRM/SFA、フロントエンド業務管理、などと領域を広げて来ましたが、次にITが浸食する大きな市場がマーケティングオートメーションです。その注目度からもインターパークがいかに大きな挑戦をしているかが実感できますが、そのような企業が道内にあるというのは非常に誇らしいです。引き続き躍進を期待しております!

 

株式会社インターパーク
北海道札幌市中央区大通西10丁目4-14 南大通ビル2F

北海道札幌市中央区大通西10丁目4-14

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私が書きました!

BULB社代表。北海道出身。元クラウドSIer技術責任者。BtoCも大好き。趣味は茶道。

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