2017年10月27日(金)13時よりジャスマックプラザで開催された「Kita-Tech 2017」(キタテック2017)に行ってきました!
「Kita-Tech 2017」は北海道IT企業に所属する技術者が1年に1度集まる北海道IT企業合同技術交流会です。
Kita-Techは昨年に引き続き、2回目の取材です!昨年の記事は以下をどうぞ。
AIやIoTやAR…北の技術者たちが今、最も興味がある技術を発表するKita-Tech 2016に行ってきた!
Kita-Tech 2017のレポートは前編、中編、後編に分けて、お送りします。
本記事、前編ではKita-Techの概要、企業発表前編として、行動履歴からの高速な共通パターン抽出法(株式会社ノースグリッド)、(たぶん)世界初!?おっさんでも美少女になれるリモートプレゼンシステム(株式会社インフィニットループ)、オフィスのコーヒーをもう余らせない!(ビットスター株式会社)を紹介します!
取材・構成・撮影 : 赤沼俊幸 取材日 : 2017年10月27日
Kita-Techとは?
Kita-Techは今年もジャスマックプラザで開催。ジャスマックプラザは地下鉄南北線すすきの駅徒歩5分、中島公園駅徒歩3分、豊水すすきの駅徒歩2分の場所にあります。
ジャスマックプラザ
〒064-8533 北海道札幌市中央区南7条西3丁目425
今年は株式会社アートフル、株式会社インフィニットループ、有限会社サイレントシステム、さくらインターネット株式会社、株式会社ダイナシステム、ネットスター株式会社、株式会社ノースグリッド、ビットスター株式会社、株式会社リリー、北海道総合通信網株式会社(50音順)が来場しました。来場者数は過去最高の105名。
今回のKita-Tech2017は発表15分、質疑応答5分。「インターネット関連技術に関わるもの全て、ソフトウェア、サービス等についてはプロトタイプを作成すること」という発表ルールになっています。この発表や質疑応答から審査員が審査。大賞、発表賞、技術賞が授与されます。
それでは発表を紹介します!
行動履歴からの高速な共通パターン抽出法(株式会社ノースグリッド)
発表のトップバッターは株式会社ノースグリッド、岩崎玄弥さんです。移動経路に基づいたレコメンドの方法と、制作したアプリをデモとして紹介しました。
人が移動した軌跡や、緯度、経度、時間など膨大な移動軌跡データをそのまま扱うには、大量のリソースが必要になってきます。しかし、その大量のリソースを用意するのは難しい。そこで解決するのがビックデータを処理するためのアルゴリズム、群パターンを使います。群パターンとは時間、位置幅で高速に共通項が作れる理論です。
群パターンアルゴリズムを使ったデモ行い、事前に撮影した動画で制作したアプリを紹介します。
過去の行動履歴から、「きたえーるに行った人はHOKUBU記念絵画館に行く」というレコメンドが表示されました。今後の課題として、レコメンドに時間情報も考慮させ、「お店に行ったがすでに閉店していた」ということがないような機能の開発を視野に入れているようです。
(たぶん)世界初!?おっさんでも美少女になれるリモートプレゼンシステム(株式会社インフィニットループ)
株式会社インフィニットループの山口直樹さんが発表するのは、リモートプレゼンシステム。Kita-Techの発表のほとんどはスライドによる発表ですが、一味違うのはインフィニットループ。
VRライブスタジオを用いたリモートプレゼンシステムそのものをデモとして用いて、リモートプレゼンシステムについて説明する、という発表です。
写真右側、スクリーンの右側がインフィニットループ公式キャラクターのあいえるたん。
写真右側、スクリーンの左側が3Dになったインフィニットループの松井社長。松井社長はKita-Tech会場にはおらず、福岡のスタジオでこの3D松井社長を動かしています。松井社長の3Dモデルには一般にも配布されています。
写真左側、あいえるたんを操作しているのがKita-Tech会場にいる山口さん。
松井社長と、山口さん。2人は別々の場所にいるにも関わらず、同じ画面内で掛け合いしています。これを可能にしているがVRライブスタジオを利用したリモートプレゼンシステムのすごいところ。
概要の説明後は各機能の説明をしていきます。
機能紹介後はシステム構成、入力モジュール、出力モジュール、操作UIの説明を紹介してプレゼンを終えました。発表中、何度も笑いが起きたり、驚きの声が上がりました。発表後もざわめきが収まらず、Kita-Tech 2017上、最もどよめきが多かった発表になります。
オフィスのコーヒーをもう余らせない!(ビットスター株式会社)
キタゴエのライターでもおなじみのビットスター株式会社の広中裕士さんが発表するのは、コーヒーメーカー監視装置C-PRESSO。
ビットスターの終業時間は18時30分。しかし、コーヒーを作りすぎて、よく余ってしまいます。その問題を解決するために作ったのがコーヒーメーカー監視装置のC-PRESSOです。
C-PRESSOはコーヒーメーカーのコーヒー残量をブラウザ上でリアルタイムで視覚的に表示。プラカップ、マグカップであと何杯飲めるかがわかります。
2分経過毎に写真を撮影し、キャラクターがSlackに通知してくれます。残量次第によっては警告文も表示します。
C-PRESSOを設置した結果としては、Slackで通知されるため、目視で確認することもなくなり、コーヒーが余らなくなり、社内では酸化しない美味しいコーヒーが飲めるようになったようです。
続きは中編へ
本記事では企業発表の前半をお送りしました。中編では企業発表の後半を紹介します。
北海道技術者の最新技術発表!Kita-Tech 2017に行ってきた!【中編】ネットスター、ノースグリッド、さくらインターネット、ビットスターの発表あり!
Kita-Tech 2017記事
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