「NoMapsってなんですか?」一度も行ったことのない初心者が根掘り葉掘り聞きました!(前編)

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「NoMapsってなんですか?」一度も行ったことのない初心者が根掘り葉掘り聞きました!(前編)

こんにちは。キタゴエライターの早川です。近年、札幌では毎年「NoMaps」というクリエイティブコンベンションが行われているのをご存じですか?

僕はつい最近知ったのですが、なにやら音楽とか映画祭とかいろいろやるコンベンションらしいのです。「NoMaps」なんだか楽しそうですよね。

しかし横文字が苦手な僕としてはクリエイティブで…コンベンション…?ああ…わからない。「アジェンダする」くらいわからない。どういうことなのだろう。面白そうだけど、よくわからないというのが正直なところ。

う~ん。この「NoMaps」はナニモノなのでしょうか?わからないので直接聞いてきました!

「NoMaps」ってなんですか?

NoMapsの実行委員会委員長の廣瀬さんと広報の山岸さん

お話を伺ったNoMaps実行委員会委員長の廣瀬さん(写真左)と広報の山岸さん(写真右)

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早川
さっそくですが「NoMaps」って分かりやすく言うとなんですか?
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廣瀬さん
「クリエイティブでよりよい世界を作ろうとする人の出会いと刺激の場」ですね。ここでいう「クリエイティブ」は「新しい価値を生み出す」ということ。

つまり何か新しいことをしている人たちや何かしてみたい人たちの出会いや刺激が起こる場を北海道に作りたいというのが「NoMaps」の基本的な考えです。
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早川
なるほど。北海道なんですね。
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廣瀬さん
はい。北海道でやってるビジネスコンベンションです。ビジネスコンベンションって何?という方はビジネスイベントと捉えていただけると、とっつきやすいかもしれません。
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早川
「NoMaps」の名前の由来ってなんですか?
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廣瀬さん
ウィリアム・ギブスンというアメリカのSF作家がいるのですが、彼の生涯を追ったドキュメンタリー作品「No Maps」からタイトルを拝借しました。

彼が書いた「ニューロマンサー」は1980年代に書かれたにもかかわらず、現代よりもう少し先の近未来をリアルに予見しているような作品なんですね。

じゃあ新しい未来を予見させるSF作家のドキュメンタリー作品のタイトルをそのまま拝借しようということで…

ドキュメンタリー作品のタイトル「No Maps」も新しい領域を開拓するテーマでつけたと思うんですよ。

「NoMaps」はどこが運営してるんですか?

NoMapsの実行委員会委員長の廣瀬さんと広報の山岸さん

「NoMaps」はアメリカの大規模イベント「サウス・バイ・サウスウエスト」からヒントを得たそうです

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早川
「NoMaps」はどこが運営しているのですか?
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廣瀬さん
運営は産官学の連携 (※) チームです。

クリプトン・フューチャー・メディアやウエスなどの民間企業、札幌市や北海道などの官公庁、北海道大学、札幌市立大学などの教育機関が混ざった「ALL HOKKAIDO 体制」のNoMaps実⾏委員会が運営しています。

※産官学の連携・・・「産=民間企業」「官=国や地方自治体」「学=教育機関」が連携すること。

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早川
どういった経緯で「NoMaps」ができたのですか?
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廣瀬さん
北海道は開拓の地であることから、「フロンティア精神があるんだよね」と言われることがあります。しかし北海道にずっと住んでいると「フロンティア精神を持っている人はそんなにいるのかなぁ?」と思います。

実際に開拓しようとしている人は意外と北海道外から来ている人が多い。だからクリエイティブ起点でもう一度「新しい現代の開拓者を北海道に増やそう」ということで立ち上がりました。
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早川
確かに道外の人が新しいことを始めるパターンは多いかもしれないですね。
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廣瀬さん
はい。国の施策で開拓されてきた歴史があるからか、「自分たちが頑張らなくても行政がなんとかしてくれる」と考えている北海道人は割と多い。そんな公共事業依存型の体質を脱却したいです。

豊かな自然やそこから生まれる食、そういった北海道の良さを資源として活用しつつ、もう一度みんながフロンティアスピリッツを持って、行政に頼るんじゃなくて自分の力で新しい価値を生み出すようになればもっともっと北海道は素敵になると思っています。

NoMaps実行委員会はどんな活動をしているんですか?

NoMapsの実行委員会委員長の廣瀬さんと広報の山岸さん

 「NoMaps」という名前には「地図なき領域を開拓する」という願いが込められてます

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早川
具体的な活動としてはどんなことをしているのですか?
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廣瀬さん
新しいことをしている人たちや何かしてみたい人たちの出会いや刺激が起こる場作りをしています。
そのためにミートアップイベントなどを事前に開催して告知を広めつつ、メインの会期として10月にクリエイティブコンベンション「NoMaps2019」を開催します。
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山岸さん
プレ開催の2016年を0回目と数えて今年で3回目となる「NoMaps2019」は札幌の街全体を使い楽しめる内容になっています。会期中はビジネスカンファレスなどいろいろなことを行いますよ。

開催期間は10月16日から20日の5日間です。
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早川
5日間も!その「NoMaps2019」はどんな人におすすめですか?
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廣瀬さん
新しいことをしたい人、新しいことに興味がある人はすごく楽しいはずです。「NoMaps」は基本的に「クリエイティブの力で社会をよりよくしたい」と思っている人が刺激をもらいにくる場なので。

そういう意味では、「何かしたいけどどうしたらいいかわからない」「不安で一歩が踏み出せない」人にも向いています。全体として考えれば、ですが・・・
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早川
・・・というと?
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廣瀬さん
みんながそういう理由じゃなくても、会期中は短編映画祭や音楽イベントも開催するので、単純に「短編映画ってどんなものか見てみたい!」「音楽を聴いてみたい!」という理由で参加していただくことももちろん歓迎です!

「NoMaps2019」に行ってみたい!…けど

NoMapsの実行委員会委員長の廣瀬さんと広報の山岸さん

昨年の「NoMaps2018」は5日間で22000人ほど参加したとのこと

北海道に新しい開拓者を増やすため、北海道をより素敵にするための出会いと刺激の場「NoMaps」。難しそうなイメージを持っていましたが、お話を聞くと活動自体は思っていたよりシンプルでした。

記事の後半で出た「NoMaps2019」では札幌の街全体を使ってカンファレンスや映画祭、音楽イベントなどを開催するそうです。よくわからないけど面白そう。

具体的な内容が気になるので、次回の記事では「NoMaps2019」についてもう少し詳しく聞いてみました!

NoMaps公式サイト:https://no-maps.jp/

「NoMaps2019ってどんなことするんですか?」行ってみたい初心者が根掘り葉掘り聞きました(後編)

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私が書きました!

93年生まれの愛知県出身です。なんやかんやあって23歳の時に北海道の札幌に移住しました。プログラム書いたり、ブログ書いたり、WEBライターしたり。北海道のIT情報について体験したことや取材したことをわかりやすくお伝えします!

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